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殺そ剤の種類①

2016-03-15

今般、薬局に市販されている殺そ剤(ネズミ駆除剤)の多くは、

毒だんごや毒エサといわれており、固形剤や粉末を

食べさせるタイプの食毒法(毒餌法・経口毒法)が一般的です。

 

又、そ穴(ネズミの巣穴)に散粉し、

体表に粉末を付着させて舐めさせることで

間接的に経口より取り込ませる散粉法(散粉殺そ法)

倉庫などの水の少ない場所で、水に溶かして飲ませる毒水法

船舶やコンテナ、密閉できる倉庫で行うガス燻蒸法もあります。

 

従って、殺そ剤は以下のような条件が挙げられています。

    ネズミがよく食べてくれること。忌避性がないということも重要です。

    微量で効果が出るほど良いということ。 微量ほど安全です。

③    ネズミだけに致死効果が高くて、死骸の回収が行いやすいこと。

   人畜に安全ということです。

④    安価で使用方法が簡単であること。

 

では、殺そ剤の剤型はといいますと、

固形剤、粉剤、液剤、ペースト剤に分類されています。

種類は下記の通りです。ここでは、急性殺そ剤を説明しています。

 

■急性殺そ剤

(1)シリロイド(海葱:うみねぎ)

ユリ科の植物、赤海葱の球根から得られる成分で、

呼吸麻痺によって駆除するものです。

喫食性・殺鼠力も持ち、忌避性は少ない優れものです。

特にハツカネズミに効力が高いとされています。

人畜には有害で誤食すると、おう吐します。

●商品名 ネズミ退治デスラット

 

(2)ノルボルマイド

この化合物は、ネズミの体内に血液を廻らせなくさせて駆除するものです。

忌避性は多少ありますが、喫食性・殺鼠力もあり

クマネズミとドブネズミに特効的です。人畜危害は少ないです。

 

(3)リン化亜鉛

黄燐と亜鉛を化合させて安定した物質としたもので、

ネズミの体内(胃酸や水)でリン化水素を発生させて駆除します。

忌避性が多少あり、喫食性もイマイチなのですが、

死亡すると発散して無毒化となるため、

他の動物が死そを食べても二次被害が起こらないという

最大の長所を持っています。但し、人畜の直接摂取は有毒です。

●商品名

メリーネコP・メリーネコリン化亜鉛・メリーネコ1号・

ダンクローデンG・ダンクローデンパウダー・

ダンクローデンGA・ネオラッテクイックリー

 

(4)硫酸タリウム

重金属化合物の毒性と硫酸とを化合させた安定物質で、

細胞変性を起こして各臓器に障害を与えて駆除するものです。

効果は少し遅いですが、喫食性・殺鼠力に優れています。

但し、ネズミの体内に入ってからも残留するので、

他の動物が死骸を食べたら死んでしまったり、

中毒を起こしたりと人畜危害があるのが難点です。

●商品名 メリーネコタリウム

 

(5)黄燐(おうりん)

別名「猫いらず」と呼ばれるものです。

毒劇物取締法で毒物に指定される非常に猛毒なものです。

その猛毒さで近年のネズミに対して喫食性も悪くなりました。

人畜にも大変危険ですので、絶対に使用しないで下さい。

 

(6)モノフルオール酢酸ナトリウム

毒劇物取締法で農薬かつ特定毒物に指定されている非常に危険なものです。

上記に挙げた黄燐同様に、使用しないで下さい。

 

このように、ネズミを死亡させるに至る過程で、

1回の喫食で急性的に死亡する毒性の含有量が

高い薬剤を急性殺そ剤といいます。

 

その中でも、摂食後10時間未満で死亡するものを、

速効性毒急性殺そ剤(そっこうせいどく、きゅうせいさっそざい)といい、

上記の(1)~(3)がそれに当たります。

又、摂食後10時間以上で死亡するものを

遅行性毒急性殺そ剤(ちこうせいどく、きゅうせいさっそざい)といい、

(4)がそれに当たります。

 

上記の殺そ剤は、喫食性・殺そ力・速効力は

優れているのですが、毒性が強いがために、

仲間が苦しんでいる姿を見て、忌避してしまうこともあります。

そして何よりも、ネズミ以外に誤食されるようなことを

絶対に避けなければなりませんので、実作業にリスクがあります。

 

■使用上の注意

人間や家畜にとって有害です。保存には十二分に注意しましょう。

万一、身体に異常を来した場合や誤食してしまった時は、吐き出しましょう。

そして、救急で治療を受けて下さい。

 

■保管上の注意

①食品、食器、飼料などと容器は必ず区別し、表示をしましょう。

②小児やペットの絶対に手の届かない所、又、

 直射日光の当たらない低温で乾燥した所にカギをかけて保管しましょう。

③不要になった毒エサと使用済みの容器は、

 それぞれの廃棄方法(ラベル記載)に従って行いましょう。

 

次回(次ページ)では、ネズミの体内に蓄積させて駆除する

慢性毒性殺そ剤(クマリン系殺そ剤)をご紹介します。

 

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○● 前回のショートブログ

コオロギやカマドウマにお困りの食品工場にお勤めの方に必見。

「えっ!?コオロギはまだ早いでしょ!と思った方は絶対に読みましょう」 でした。

●○ 次回の予告ショートブログ

異物混入を恐れる工場へ出入りする方や忘れ物の多い人にオススメです。

「人間なんだから忘れ物くらいするよ。と言ってる方は絶対に読んでください」

を予定しています。

その他の殺虫剤の種類⑤

2016-02-21

おはようございます。

今般、薬局などにおいて簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤の中でも

前ページで挙げた4つのグループに属しないものがあります。

ここでは、カーバメイト剤とネオニコチノイド系について説明します。

 

■カーバメイト剤

カルバミン酸のエステル化した有機窒素化合物で、

市販剤にあるピレスロイド系殺虫剤よりも毒性の強いものです。

一般的には殺虫剤の他に、

毒性の強い農薬(除草剤)で使われています。

又、有機リン剤と同様にコリンエストラーゼを

阻害する作用により効果を表します。

 

・カーバメイト系殺虫剤としての能力は、

①    有機リン剤よりも早く効果が表れる反面、

   回復力も早いので散布量が多く必要です。

②    ムカデ・ヤスデ・ゲジ・アリなどの不快害虫に効果を表します。

 

・代表的な成分と商品名

①    プロポクスル

ゴキブリ・ノミなど広範囲の害虫に対して使われており、

速効性と残効性の両方の効果を発揮します。

●商品名 バイゴン

 

②    フェノブカルブ

弱い芳香があり、水に溶けにくい成分です。

残効性はそれほど期待出来ませんが、接触的に昆虫に作用します。

●商品名 バグトップ

 

③    カルバリル

別名NAC剤(ナック)と呼ばれる水に溶けない成分です。

土壌に対して吸着性が高いことが特徴として挙げられます。

従って、腹面が裸同然のムカデなどには強い殺虫力を及ぼします。

他にも、ミミズ・ミツバチ・水棲昆虫には毒性がありますので

注意が必要です。

●商品名 デナポン

 

■ネオニコチノイド系

ニコチンに似た成分(ニコチノイド)を基盤として、

広く使われている成分です。

多種にわたる昆虫類に対し、強い神経毒性を持ちます。

又、植物の内部へ浸透させる性質を持っているので、

殺虫剤・殺菌剤・肥料・また混合剤など

さまざまの剤型の製剤(商品)が市販されています(浸透移行性殺虫剤)

シロアリ・カメムシ・ウンカ・ヨコバイ・絵描き虫と呼ばれる

ハモグリ系のものなどの対策として、農地で使われています。

 

・ネオニコチノイド系殺虫剤としての能力は、

①    神経系で重要な働きをするアセチルコリンの正常な働きを阻害します。

②    無色無臭で水に溶けやすく、残効性が高く土中に長期間残留します。

③    ミミズなどの土壌昆虫や水棲昆虫に対しての影響は無いが、

   分解者としての能力を低下させます。

 

・代表的な成分と商品名

①    イミダクリプリド

●商品名 アドマイヤー・ハチクサン・アースガーデン

 

②    ジノテフラン

●商品名 スタークル・アルバリン・ボンフラン・ミケブロック

 

③    チアメトキサム

●商品名 アクタラ・オプティガード

 

④    クロアチニジン、

●商品名 ダントツ・タケロック・キシラモン・ガントナー

 

以上が、代表的なカーバメイト剤・ネオニコチノイド系です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、

人体への影響や水生生物への害など人を取り巻く自然環境及び

人環境に害が及びますので、製品を使用する際は、

必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

殺虫剤の種類④

2016-02-18

おはようございます。

今般、薬局などにおいて簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤は、

化学構造や作用機序の面から見て、

大きく4つのグループに分けることが出来ます。

ここでは、食毒剤(ベイト剤)について説明します。

 

■食毒剤(ベイト剤)

ゴキブリやアリ対象のさまざまな製品があり、

対象害虫の好むエサに薬剤を混ぜ、

ホウ酸を含有したものがよく知られています。

 

・食毒剤としての殺虫能力は、

①    一般的には、速効的な効果は期待出来ません。

②    対象害虫の世代が変わってしまうと

   喫食性が低下する恐れがあります。

③    喫食効力が低下しないように、同じ有効成分であっても、

  混ぜてあるものが変わることで対処出来ますので、

  時々ほかの製剤に変更しましょう。

 

・食毒剤としての殺虫効力は、

 

『ピレスロイド系の殺虫剤とは、非常に相性が悪い』

これはプロの方々は皆さん承知なのですが、

一般の方々はあまり知られていませんので、

ぜひこの機会に覚えておいて下さい。

併用して実作業をすると、

食毒剤に忌避効果が生じてしまい、

害虫が食べてくれなくなります。

 

実作業では食毒剤のみの管理、

もしくは併用しても問題の無い

マイクロカプセル剤で管理しましょう。

食毒剤(ベイト剤)は、その名の通り食べさせて殺すものです。

 

・代表的な成分と商品名

①    ホウ酸

食塩とほぼ同等の毒性で、市販剤でも幅広く使われています。

対象害虫の消化器系に作用して、脱水症状を引き起こします。

ホウ酸製剤の周辺や水まわりで死骸が多く見られるようになります。

※ドミノ式駆除は、ホウ酸含有量が50%以上で発揮します。

 卵には効果がありません。

 

※ドミノ式 ・・・ ホウ酸を食べたゴキブリの排泄物を

他のゴキブリが食べた時にも効果が出ることです。

又は、共食いした場合で効果が現れることです。

●商品名 ホウ酸ダンゴ

 

②    ヒドラメチルノン

哺乳類に対する毒性が極めて低い食毒剤です。

市販剤にもゴキブリ・アリ用として広く使われています。

●商品名 コンバット・マックスフォース

 

③    フィプロニル

フェニルピラオール系で、水に溶けにくい成分なので残効力も高く、

ゴキブリ・アリ駆除に対して絶大な効果を発揮します。

但し、乳児のいる場所では健康被害に対して

基準値を大幅に超えるので、用法を必ず読み、

絶対に使用量を逸脱して使わないようにして下さい。

●商品名 ブラックキャップ

 

以上が、代表的な食毒剤(ベイト剤)です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、

人体への影響など人を取り巻く自然環境及び

人環境に害が及びますので、製品を使用する際は、

必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

殺虫剤の種類③

2016-02-14

おはようございます。

今般、薬局などにおいて簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤は、

化学構造や作用機序の面から見て、大きく4つのグループに分けることが出来ます。

ここでは、昆虫成長制御剤(IGR剤)について説明します。

 

■昆虫成長制御剤(IGR剤)

『昆虫は変態をする』

動物の正常な生育過程において形態を変えることをいいます。

ハエの場合ですと、卵がふ化して幼虫になり、

蛹になって羽化するといった具合です。

変態といっても、脳裏をかすめるあの変態性欲のことではありません。

この薬の作用は、蚊・ハエなどの脱皮を妨げて成長を止めてしまうものです。

 

卵 → 幼虫 → 蛹 → 成虫 へと

成長する過程に深く関わっているのが、成長を促す働きをする

脱皮ホルモンと、幼虫体の維持に働く幼若ホルモンであります。

昆虫は脳ホルモンと共にこの2種(脱皮ホルモンと幼若ホルモン)の

ホルモンバランスによって正常に成長します。

 しかし、人為的にホルモンを過剰に投与してしまうとどうなるでしょうか?

蚊やハエは、正常な成長が出来なくなり、次世代を残すことが出来なくなるのです。

 

そこで、ホルモン剤という新たな殺虫剤が誕生しました。

しかし、環境ホルモンの問題が話題になってからは、

ホルモン剤と呼ばずに、昆虫成長制御剤(IGR剤)と

ベテラン駆除ハンターも呼ぶようになりました。

 

・昆虫成長制御剤(IGR剤)の殺虫剤としての能力は、

①    幼若ホルモン様物質は、効果を発揮するまでの時間を要します。

   ハエ・蚊は蛹までのステージを歩み、その後に羽化阻害を引き起こします。

②    表皮形成阻害剤は、次回の脱皮時の表皮形成に影響を与えて致死させます。

 

昆虫成長制御剤は、

ピレスロイドのように微量で瞬時にターゲットを仕留める能力はありません。

又、有機リン剤のようにじわじわ痛めつけて、

確実に仕留めるといったことも出来ません。

しかし、種は限定されますが、

成虫にすらさせないといった驚愕の能力を持っています。

 

・水棲生物に害を及ぼす成分

蚊・ハエの防除に対して、下記に記す

③ジフルベンズロン と ④ビストリフルロンは、

 

魔法のような素晴らしい能力を持っているのですが、

河川に大量流出させてしまうと、

エビ・カニなどの甲殻類の脱皮にまで影響を及ぼしてしまいます。

甲殻類というものは、生態的に昆虫の親戚みたいなものであるため、

このような結果を生んでしまいます。

また、浄化槽内への投薬も注意が必要です。

バクテリアが死んでしまうというトラブルも起こります。

 

・代表的な成分と商品名

①    メトプレン

幼若ホルモン様化合物で、蚊・ハエ・ユスリカ・ブユなどの

終齢幼虫時(蛹の1つ手前)に使うと

効果を発揮する羽化阻害剤です。

卵からふ化した直後の幼虫には効果が低いです。

●慣用名 アルトシッド

 

②    ピリプロキシフェン

幼若ホルモン様化合物で、蚊・ハエ・ユスリカ・ブユなどの

終齢幼虫時(蛹の1つ手前)から蛹化直後まで

高い効果を発揮する羽化阻害剤です。

メトプレン同様に卵からふ化した直後の幼虫には効果が低いですが、

河川流出やバクテリアの死滅などに危惧される環境でも安全なので、

非常に人気の高いIGR剤です。

●慣用名 スミラブ

 

③    ジフルベンズロン

メトプレンやピリプロキシフェンと違い、

卵からふ化した後の1齢幼虫から全ての幼虫時期に

有効な脱皮阻害剤です。

正しくは、表皮形成阻害剤といわれており、

次の脱皮時で効果を発揮します。

蚊・ハエ・不快害虫に効果があります。

●慣用名 デミリン・ミディ

 

④    ビストリフルロン

上記のジフルベンズロンと同様に、

卵からふ化した後の1齢幼虫から全ての幼虫時期に

有効な脱皮阻害剤です。

正しくは、表皮形成阻害剤といわれており、

次の脱皮時で効果を発揮します。

蚊・ハエ・不快害虫に効果があります。

●慣用名 ビスロンアタック

 

以上が、代表的な昆虫成長制御剤(IGR剤)です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、

人体への影響や水生生物への害など

人を取り巻く自然環境及び人環境に害が及びますので、

製品を使用する際は、必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

殺虫剤の種類②

2016-02-12

こんばんは。

今般、薬局などにおいて簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤は、

化学構造や作用機序の面から見て、

大きく4つのグループに分けることが出来ます。

ここでは、ピレスロイド剤について説明します。

 

■ ピレスロイド剤

シロバナムシヨケギク

世間で言う除虫菊の花に含まれる殺虫成分には、

複数の成分が含まれていることが確認されています。

その天然殺虫成分をピレトリンと呼び、

類似構造の化合物群をピレスロイドと称することになりました。

 

ピレスロイド剤も有機リン剤と同様に神経毒剤ですが、

作用点は神経興奮の伝達に関与するナトリウムチャネル(※1)です。

 

※ナトリウムチャネルは、高い選択性を持ってナトリウムイオンを

通過させるイオンチャネルです。(チャネルは経路のことです)

 

・ ピレスロイド系殺虫剤としての能力は

 

①    粒子を直撃した時の速効性に優れています。

②    有効成分に忌避性があります。

③    太陽の光によって成分が分解されやすいものが多いです。

④    人畜毒性は一般に低いが、魚毒性が高いことが特徴です。

   (但し、水域に生息する害虫専用もある)

⑤    微量の粒子が漂っていると、

   隙間から開放場所に飛び出してくる効果があります。

   (これを追い出し効果と呼んでいます)

 

ピレスロイドは、有機リン剤のようにじわりじわりと痛めつけて、

確実に仕留めるといったものではありませんが、

微量で瞬時にターゲットを仕留める

優れた能力を持っています。

 

・薬局で購入する時の見分け方のポイント

①    ピレスロイド系の殺虫剤には、

  成分名に「リン」が付くのが特徴です。

有機リン剤の「リン」と間違いやすいので、

「リン」と付いているのは、有機リン剤ではないと覚えておきましょう。

そして、魚毒性が若干改善されたのが、

「エトフェンプロックス」という成分で、

これらはピレスロイド様化合物と呼ばれています。

 

②成分名の前にd-○○のように書かれているものは、

 有効成分の効力を増強させていることを表しています

 

③エアゾール剤(スプレータイプ)には、

「ケロシン」という添加物が含まれているものがあります。

噴射した時には、かなりの低温であるため、

曝露した虫は凍傷のような症状になります。

 

・代表的な成分と商品名

①    ペルメトリン

致死効力と残効性が増強された非常に優れた成分です。

速効力と残効力の両方を持ち合わせるため、

ゴキブリ防除用など幅広く使われています。

但し、水系汚染にはくれぐれも注意が必要です。

●商品名 エクスミン

 

②    フェノトリン

上記のペルメトリンと同様に、致死効力と残効性が増強された優れた成分です。

正しくは、d,T-80フェノトリンと称します。

安全性が非常に高いので、

客室のダニ駆除など居住空間で使われることが多いです。

●商品名 スミスリン

 

③    ピレトリン

除虫菊に含まれる6種の殺虫成分の総称名です。

昔の蚊取り線香は、この成分が主成分として使われていました。

曝露量が少ないと、蘇生が確認されるという

特徴を持っていることは覚えておきましょう。

ノックダウンさせるのには、これがおすすめです。

●商品名 除虫菊

 

④    プラレトリン

速効性に非常に優れた成分です。

正しくは、d,d-T80-プラレトリンと称します。

ノックダウン効果と致死効果の両方を兼ね備えた優れものです。

早く確実に駆除したいハチやシロアリなどに使われることが多いです。

●商品名 エトック

 

⑤    イミプロトリン

害虫に直撃した時の速効性は極めて高く、

歩行能力をすぐさま奪う優れものです。

特に、ゴキブリ駆除剤などに多く使われます。

●商品名 プラル

 

⑥    メトフルトリン

揮発性が非常に高く、優れた殺虫効力と忌避を兼ね備えた優れものです。

人体に対しても安全性が高く、市販剤としても広く使われています。

 

⑦    トランスフルトリン

揮発性が非常に高く、殺虫効果も優れています。

揮散させるタイプやミスト剤などが市販剤で使われています。

水に溶けやすい性質ですので、水質汚染には注意しましょう。

 

⑧    シフェノトリン

ペルメトリンより、致死効力と残効性が優れた成分。

正しくは、d・d-T-シフェノトリンと称します。

市販剤では、ゴキブリ・ノミ駆除用の燻煙剤や煙霧剤など、

不快害虫に対しても広く使われています。

特にゴキブリ駆除では、抜群の追い出し殺虫が可能です。

●商品名 ゴキラート

 

⑨    エンペントリン

常温で揮散し、無臭性タイプですので、

市販剤では衣料害虫対策で使われています。

衣類にニオイがつかないという点で人気があります。

●商品名 ベーパースリン

 

⑩    アレスリン

合成ピレスロイド第1号で、

微粒子を虫に直撃した時の速効性や熱安定性に優れており、

蚊取りマット・リキッド・エアゾールなど市販剤で広く使われています。

●商品名 ピナミンフォルテ

 

⑪    フタルスリン

ピレスロイドの中でも速効性に優れており、

ノックダウン効果が主体の成分です。

致死効果と残効性は低いですが、低毒性なので安全性に富んでいます。

●商品名 ネオピナミン

 

⑫    レスメトリン

速効性はやや劣りますが、蘇生が無いところが優れており、

致死効果が主体の成分です。正しくは、d-T80レスメトリンと称します。

●商品名 クリスロン

 

⑬    エトフェンプロックス

従来のピレスロイドと比べて化学構造が複雑になったもので、

ピレスロイド様化合物と呼ばれています。

魚毒性が若干、改善されたので蚊の幼虫用としても使われています。

遅効性ではありますが、致死効力は高いとされています。

●商品名 ベルミトール・トレボン

 

以上が、代表的なピレスロイド剤です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、人体への影響や水生生物への害など

人を取り巻く自然環境及び人環境に害が及びますので、

製品を使用する際は、必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

殺虫剤の種類①

2016-02-10

こんばんは。

今般、薬局などにおいて、簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤は、

化学構造や作用機序の面から見て、

大きく4つのグループに分けることが出来ます。

ここでは、有機リン系殺虫剤について説明します。

 

■ 有機リン剤:有機リン酸エステル化合物

神経毒剤で、作用点は神経の刺激伝達に関わる

アセチルコリンというものを分解するアセチルコリンエストラーゼを阻害します。

阻害されると、神経が麻痺して、異常興奮・異常行動を起こし、

生理的障害を経て死に至ります。

 

・有機リン殺虫剤としての能力は、

①    速効性が高いものがあります。

②    残効性が一般的には高いとされています。

③    昆虫類に対して抵抗性がつきにくいという長所があります。

④    水で希釈するので、分解しにくいという特徴があります。

⑤    人間に対しては、急性毒性の心配がありますが、

  慢性毒性の心配は少ないです。

 

・有機リン殺虫剤としての効力は、

速効性、残効性、接触効果、吸入効果、食毒効果、

殺成虫性、殺幼虫性など多種に挙げられます。

有機リン剤は、次ページでお話するピレスロイド剤のように、

微量で瞬時にターゲットを仕留める能力こそはありませんが、

残効力が高いので、

じわりじわりと痛めつけて、確実に仕留める

といった能力を持っています。

 

・魚毒性について

魚毒性が高いものは少ないので、

蚊幼虫対策用の承認を得た成分が比較的多いです。

 

・薬局で購入する時の見分け方のポイント

ラベル表示を見て、

成分名に「-ホス」と「-オン」「-ノン」「-ゾン」などの

共通の母音と「ン」が付いているのが特徴です。

 

・代表的な成分と商品名

①    フェニトロチオン

衛生害虫に対して有効で、残効力に富んだ成分です。

人畜に対する毒性が低いところが特徴です。

尚、遅効性ですが、致死効力は高いとされています。

●商品名 スミチオン

 

②    プロペタンホス

上記のフェニトロチオンが対象型なのに対して、

非対象型の構造系持つ有機リン剤です。

対象型有機リン剤であるフェニトロチオンなどに

抵抗性を持った害虫(特にイエバエ)に対して、効果が得られます。

遅効性ですが、広範囲の害虫の成虫と幼虫に対して、

高い致死効力を持っており、残効性にも優れています。

●商品名 サフロチン

 

③    ダイアジノン

残効性は上記のプロペタンホスには劣りますが、

速効性に関しては高い効果を発揮します。

昭和30年代前半に承認を得た非常に長い殺虫成分であります。

ゴキブリ・蚊・ハエに有効です。

●商品名 ダイアジノン

 

④    ジクロルボス

原体は液体で揮発性の高い成分であり、

残効性は殆ど期待出来ない反面、速効性には抜群の効果を発揮します。

●商品名 DDVP

 

⑤    ナレド

水に不溶でジクロルボスと同様に速効性に抜群の効果を発揮します。

但し、毒性はジクロルボスの3分の1程度です。

尚、有機リン剤の特徴とも呼ばれる「ホス」「-オン」が付かないので、名前が特徴です

商品名 ジブロム

 

⑥    クロルピリホスメチル

安全性が高く、広範囲の害虫で有効かつ効力もあり、

非常にバランスが取れた成分です。

但し、水に不溶な点と紫外線によって急速分解される点は、

使用するにあたり覚えておかなければなりません。

●商品名 ザーテル

 

⑦    フェンチオン

広範囲の害虫に有効であり、特に蚊の成虫と幼虫に効果があります。

残効性及び殺虫力に優れています。

●商品名 バイテックス

 

⑧    トリクロルホン

魚毒性が低い点が長所であり、

接触毒よりも食毒剤として効果を発揮します。

有機リン剤の中で、唯一水に溶けるので覚えておきましょう。

●商品名 ディプサイド

 

⑨    マラチオン

やや遅行性の薬剤で、独特の異臭はありますが、

毒性が比較的低いことが特徴です。

動物薬として畜体に直接使用できるものがあります。

●商品名 マラソン

 

⑩    テメホス

水に溶けにくく、人畜毒性が極めて低いことが特徴です。

水棲昆虫の幼虫に効力を発揮するので、蚊の幼虫対策に適しています。

●商品名 アベイト

 

以上が、代表的な有機リン剤です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、

人体への影響や水棲生物への害など

人を取り巻く自然環境及び人環境に害が及びますので、

製品を使用する際は、必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

殺虫剤の必要条件

2016-02-06

こんばんは。

今年の冬は非常に暖かいので、気温が高い日中は、ユスリカの飛翔が見られます。

ジカ熱の流行に伴い、虫が多い時期になると、薬局で殺虫剤を購入される方も

多くなると思います。

では、もしゴキブリなどの害虫が寝室に現れた時、

皆さんはどのような行動を取られるでしょうか?

とにかく鬼の形相で、エアゾール剤をまき散らすのではないでしょうか。

虫の種類は関係なくです。

同じ殺虫剤で殺すといっても、そのターゲットによって効力には差が生じます。

どのくらいの量で殺せるのかという実測値、いわば薬の強さ、

これを致死効力(殺虫力)といいます。

 

致死効力は、有効成分あるいは製剤(完成品)の

最も基礎的な効力であります。

成虫を対象として、致死効力を得る基礎的な試験方法には、

直接虫体に薬剤を滴下する 『微量滴下法』 

所定濃度の薬剤に虫体を入れる 『浸漬法』 があります。

この方法によって、中央致死濃度を求めます。

中央致死濃度はLD50または、LC50で示します。

簡単に言うと、実験昆虫の50%致死量(濃度)です。

この数値は、小さいほど微量で効くということで、致死効力が高いとされます。

 

では、殺虫剤は致死効力が高ければそれで良いのか?

実は、それだけではいけません。

これだけでは、環境汚染を無視した形になってしまいます。

従って、残効性・速効性・人畜毒性などの条件も

クリアしなければならないのです。

 

 速効性は、

薬剤を処理した後の害虫の反応の速さを示し、

反応の早い成分は速効性薬剤と呼ばれ、遅い成分は遅行性薬剤と呼ばれます。

速効性の評価は、KT50値(50%ノックダウンタイム)で行います。

速効性薬剤は、一般的に5分以内に効力を示し、

処理後の反応が早いので一般的には歓迎されるのですが、

24時間以内に効力が失われることや、

食毒剤は摂食忌避に働くなどの弱点もあります。

なお、致死効力と速効性の相関はほとんどありません。

 

残効性は、

薬剤が残渣面や水中で害虫に効力を発揮する期間と考えれば良いです。

速効性薬剤と違い、処理後も効き目が残り続ける性質です。

しかし薬剤は残っていても、害虫が効力を示さない時は

残効性が無くなったといえるでしょう。

又、ゴキブリやシロアリなどの有害生物には、

残効性が高いものが用いられますが、

残効性が高いということは、自然界で残り続ける

ということも把握しておかなければなりません。

 

有機燐剤やピレスロイド剤は、

若齢幼虫よりも老齢幼虫、また雌より雄の方が微量で良く効きます。

卵や蛹(さなぎ)に対する効力は低いとされています。

蛹期のない(不完全変態)昆虫、例えばゴキブリの場合などは

成虫より老齢幼虫の方が低感受性、つまり殺虫剤が効きにくいのです。

このことから、

雄よりも雌、成虫よりも幼虫の方が強い ということが分かると思います。

人間も男よりも女、社会人よりも学生の方が元気ですもんね。

 

昆虫成長制御剤(IGR剤)は、

完全変態(蛹の時期を要する)をする昆虫に対して、羽化させないものです。

幼若ホルモン様物質は

老齢幼虫から蛹に移行する時に、最も高い効力を発揮しますが、

卵やふ化直後の幼虫に対する効力は低く、用量処理を行っても効果が得られません。

同じIGR剤でも

表皮形成阻害剤は遅行性ですが、

若い幼虫ほど効力活性が高いので、大量発生時の対応はこちらの方になります。

ただし、バクテリアや甲殻類に影響が出る場合もあるので、

処理する場所には注意しましょう。

勘違いされる殺虫剤の抵抗性

2016-02-03

こんばんは。

薬が効かなくなってきた

というセリフがあります。

 『1頭の昆虫が薬剤を浴びせられているうちに、

徐々に強くなっていくもの』

 

これは勘違いです。

害虫の殺虫剤抵抗性の獲得は、

集団の中に極めて低い頻度で存在する低感受性の一握りの個体が、

薬剤による淘汰でその比率を高めることから始まります。

簡単にいうと、

昆虫の集団の中には、もともと薬に強いタイプと弱いタイプが存在していて、

薬を浴びている中で強いタイプだけが生き残り、

その子孫が増えていくと最終的に、

その集団には効かなくなったという現象になるということです。

 

・殺虫剤の抵抗性

①単独抵抗性 ・・・ 1種類の薬剤のみの抵抗性

②交差抵抗性 ・・・ 1化合物群の2種以上の薬剤に抵抗性を獲得

③複合抵抗性 ・・・ 2化合物群以上、各1種以上の薬剤に抵抗性を獲得

 

私たち人間もそうですが、

どんな生物に於いても異物や有害物質を排除しようとする能力があります。

その能力が薬剤抵抗性を生み出しているのです。

 

この対策としましては、

以下の6点で殺虫剤を有効に利用することが出来ます。

①    剤型を変えましょう

効率の良い製剤(完成品)を選びます

 

②    有効成分を変えましょう

作用機序の異なる薬剤を使用します

 

③    有効成分を混合使用しましょう

作用機序の異なる薬剤同士の組み合わせをします

 

④    共力剤の添加をしましょう

効力増強や共力剤自身の効力の利用をします

 

⑤    施工方法の変更をしましょう

接触毒や呼吸毒の施工から食毒剤への変更をします。

 

⑥    殺虫剤のローテーション処理をしましょう

作用機序の異なる薬剤を複数用意して、定期的に変更します

 

という点が挙げられます。

【日本の殺虫剤抵抗性の歴史】

1950年 日本で最初に薬剤抵抗性が報告される

       コロモジラミに対するDDT抵抗性が発表

       その後、イエバエ、アカイエカ、ブユを対象に

       塩素剤抵抗性が多く報告される

1960年 イエバエのダイアジノン抵抗性が発見される

1965年以降

       チャバネゴキブリのディルドリン抵抗性が広がる

1970年代

       イエバエとアカイエカ群の有機燐剤抵抗性が報告される

後半~1980年代

       ハエ、蚊、ゴキブリのピレスロイド抵抗性が報告される

1980年初

       水田ではコガタアカイエカに農薬散布によって強い

       有機燐剤抵抗性が出現する

1980年後半以降

       IGR剤にイエバエとアカイエカ群に対する

       低感受性ないし抵抗性の集団が出現

殺虫剤の侵入経路

2016-02-01

こんばんは。

本日は、昆虫が殺虫剤を取りこむ経路についてお話します。

昆虫と考えると、少し難しく感じると思いますので、

私たち人間の場合で考えてみましょう。

 

① 殺虫剤が口から入る場合

これは経路が口ということで、経口と呼びます。

私たち人間も、何らかのアクシデントで、

間違って食べてはいけないものが侵入するケースがあります。

ゴキブリやネズミでいうと毒ダンゴです。

私たちの体は、異物が侵入した際に、

 

『吐きなさい』

 

と脳が命令してくれますが、虫やネズミなどは食べたら排出できません。

接触毒性のある 粉剤や残留性のある有機リン剤 がそうです。

昆虫は私たち人間のようにお風呂に入らない代わりに

体に付着したものを舐めて綺麗にするグルーミング

呼ばれる行動をします。その時に、口へ入るのです。

そして私たちが飲むカプセル薬

これは殺虫剤ではマイクロカプセル剤(MC剤)と呼ばれるものです。

食べた時にカプセル剤が割れ、中に閉じ込めてあった薬剤成分が出るといったしくみです。

私たち人間には粉にしか見えませんが、

虫たちにはボールがたくさん転がっているように見えるのでしょう。

 

② 殺虫剤が皮膚から入る場合

これは経路が皮膚ということで、経皮と呼びます。

私たち人間も、強い薬品に触れたら皮膚が荒れますよね。

又、筋肉痛などの時には塗り薬を浸透させたりします。これと同じ経路です。

人間の体には治癒能力がありますが、虫にはありません。

ヤケドしたらしっぱなしです。

 

昆虫の体表である ワックス層・セメント層 

と呼ばれるものを溶かして薬剤が侵入します。

有機リン剤などの残効性の高いタイプが多いです。

又、ムカデはお腹が裸状態なので、

吸着性のある粉剤が大の苦手になります。

 

③ 殺虫剤が気門から入る場合

これは経路が気門ということで、経気門と呼びます。

昆虫が呼吸する場所は、私たち人間でいう「鼻・口」と違い、

気門と呼ばれる箇所から呼吸します。

人間の例では、毒ガス。地下鉄サリン事件などがいい例です。

昆虫にとっては、アースレッドなどの空間に噴霧される場合です。

これは、ピレスロイド系の殺虫剤など速効性のあるタイプが多いです。

 

以上のルート(経口・経皮・経気門)が侵入経路となります。

プロの方々は、

殺虫剤の性質・資機材の使用法・対象害虫の生態・人や自然環境など

さまざまな事に配慮して、適した方法で駆除を行っているのです。

困った際には、プロ業者さんに知恵を借りましょう。

 

防除薬剤の剤型2

2016-01-25

こんばんは。

今日は、昨日に続いて殺虫剤の剤型のお話第2弾です。

剤型とは、原体が適用方法に適した形をいいます。

では、剤型にはどんな種類があるのか液剤とそれ以外で分けました。

ここでは、液剤以外を中心に、液剤は「防除薬剤の剤型1」で説明します。

 

①    粉剤

有効成分に増量剤を加えて、

粉砕した300メッシュ以上の均質な粉末とした製剤(完成品)です。

ムカデ駆除剤などで爆発的人気を誇ります。

この製剤のまま使用しましょう。

 

②    粒剤

有効成分に増量剤を加えて、

粉砕して48メッシュ以下の均質な粉末とした製剤です。

IGR剤(成長抑制剤)や不快害虫対策剤などが代表的であり、

この製剤のまま使用しましょう。

 

③    粉粒剤

粒系が1.7mm以下の粉剤及び粒剤が混和された製剤です。

この製剤のまま使用しましょう。

 

④    錠剤

有効成分に増量剤及び補助剤を加え、

一定の形状に圧縮した製剤です。

IGR剤などが代表的であり、

この製剤のまま、もしくは水に懸濁して使用しましょう。

 

⑤    燻煙剤

有効成分に燃焼剤を加え、耐圧容器に入れた製剤です。

アースレッドなどの加熱蒸散剤が代表的であり、

使用時は水によって点火させて燻煙状にします。

 

⑥    燻蒸剤

常温・常圧下で揮散する有効成分を耐圧容器に入れた製剤です。

コンテナ内やサイロ・倉庫内の穀害虫対策などで使用されることが多く、

使用時に気化させてガス状にします。

 

⑦    煙霧剤

有効成分を噴射剤とともに耐圧容器に入れた製剤です。

エアゾール剤やスプレーと呼ぶ方が分かりやすいかと思います。

使用時は、噴射ボタンを押して煙霧状にします。

 

⑧    泡沫剤(ほうまつ)

有効成分に発泡剤を加え、

使用時に発泡させて床下などに泡沫を充満させ、

土壌に吸収させるための製剤です。

床下に潜れないシロアリ駆除や

埋設配管内のコバエ防除

などで代表的に使われます。

 

⑨    土壌表面被膜状物質形成剤

有効成分に樹脂、硬化剤、短繊維等を加えて、

処理後、弾性を持つ膜状組成物を形成させるための製剤です。

 

⑩    ベイト剤

遅行性の薬剤有効成分や昆虫生長制御剤(IGR)を、

餌または誘引物質とともに配合した製剤です。

MC剤との併用は、相性が良いですが、

ピレスロイド系との併用は、ベイト剤としての効力が死にます。

ベイト剤を使用する時は、

異物混入防止のためにも専用容器に入れて使用しましょう。

 

【殺虫剤の補助剤】

補助剤には、主剤を溶解するための溶剤、

液体同士や液体と固体を混ぜた場合に

界面(境界)の状況をなめらかにするための界面活性剤、

有効成分を分散したり増量したりするために用いる増量剤があります。

 

プロは、自然環境及び人環境に配慮して、

薬剤の選定を行った上、対象虫の防除を行っております。

困った際は、速やかに依頼しましょう。

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