細菌検査
細菌検査 ATP測定(アデノシン三りん酸測定)

ATP(Adenosine tri-phosphate)アデノシン三リン酸とは
ATPは生物( or 生物の生産物 )が必ず持っている化学物質で、細菌類の汚れがあればそこには、
必ず「ATPが存在する」ということになります。
その表面が適当なクリーニングをされておらず細菌の潜伏と生長の可能性があることを意味します。
その残留物にはアレルゲンになりうるものなど、危険な物質が含まれている可能性があります。
したがって、このATP検査により、表面清浄度レベルを測定し、細菌のリスクを見えるようになりました。
ウイルス検査という名目では、行うことが出来ませんが、数値化されて見えることで、極めて清浄のレベルの結果であれば効果の目安といえます。
細菌とは
細菌には、乳酸飲料や納豆の製造に使用されるものもあれば、人の健康被害を及ぼす食中毒菌などもあります。 腸管出血性大腸菌O-157やサルモネラ菌、カンピロバクター、セレウス菌などが有名です。
大きさは、0.001mmであり、ウイルスの0.0001mmよりも大きく、栄養があれば、自ら成長したり、増殖するのが細菌で、細胞の外で自ら増殖できないのがウイルスといわれています。
対象表面のふき取り方
平面であれば、10cm四方をふき取ります。十分な平面が無い場合や形状が複雑な場合は、検査ポイントごとに一貫した「ふき取り方」を規定して行います。
基本料金(目安料金)
- 基本料金(高感度ルミノメータ) 30,000円
- 1ポイントふき取りにつき 2,000円
※1ポイントで消毒前と消毒後を検査する場合は、4,000円となります。 - 報告書の作成 5,000円
参考判定基準 ATP表面清浄度レベル(RLU)
1 | 極めて清浄 | 0~10 |
2 | とても清浄 | 11~30 |
3 | 普通 | 31~80 |
4 | やや汚い | 81~200 |
5 | 汚い | 201~500 |
6 | とても汚い | 501~1000 |
7 | 極めて汚い | 1000以上 |
こんな場合に
- 定期的なATP検査(衛生検査)を考えておられる(定点ポイント、抜き打ち試験)
- 消毒後のATP検査(清浄度検査)を考えておられる
- 汚染されていると考えられる部屋の衛生検査
- 新築や新装などお客様に安心感をアピール。
写真でわかるATP検査
1:極めて汚染されているトイレの場合



消毒前は、レベル6で「784」とても汚い数値でした。
その後、EA75アルコール剤で処理し、再検査を行った結果「1」という極めて清浄のレベル1になりました。


2:トイレの便座の場合「5565」Level.7 極めて汚いの5.565倍


3:事務所の椅子「72」Level.3 普通レベル


4:事務機器 コピー機の画面「597」Level.5 とても汚い


5:工場のエアシャワー取っ手 「79」Level.3 ギリギリ普通


6:医薬品工場の選別作業代 「4」Level.1 極めて清浄


7:医薬品工場の重要エリア 「1」Level.1 極めて清浄


8:医薬品工場の重要エリア 「0」Level.1 極めて清浄

