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殺虫剤の種類④

2016-02-18

おはようございます。

今般、薬局などにおいて簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤は、

化学構造や作用機序の面から見て、

大きく4つのグループに分けることが出来ます。

ここでは、食毒剤(ベイト剤)について説明します。

 

■食毒剤(ベイト剤)

ゴキブリやアリ対象のさまざまな製品があり、

対象害虫の好むエサに薬剤を混ぜ、

ホウ酸を含有したものがよく知られています。

 

・食毒剤としての殺虫能力は、

①    一般的には、速効的な効果は期待出来ません。

②    対象害虫の世代が変わってしまうと

   喫食性が低下する恐れがあります。

③    喫食効力が低下しないように、同じ有効成分であっても、

  混ぜてあるものが変わることで対処出来ますので、

  時々ほかの製剤に変更しましょう。

 

・食毒剤としての殺虫効力は、

 

『ピレスロイド系の殺虫剤とは、非常に相性が悪い』

これはプロの方々は皆さん承知なのですが、

一般の方々はあまり知られていませんので、

ぜひこの機会に覚えておいて下さい。

併用して実作業をすると、

食毒剤に忌避効果が生じてしまい、

害虫が食べてくれなくなります。

 

実作業では食毒剤のみの管理、

もしくは併用しても問題の無い

マイクロカプセル剤で管理しましょう。

食毒剤(ベイト剤)は、その名の通り食べさせて殺すものです。

 

・代表的な成分と商品名

①    ホウ酸

食塩とほぼ同等の毒性で、市販剤でも幅広く使われています。

対象害虫の消化器系に作用して、脱水症状を引き起こします。

ホウ酸製剤の周辺や水まわりで死骸が多く見られるようになります。

※ドミノ式駆除は、ホウ酸含有量が50%以上で発揮します。

 卵には効果がありません。

 

※ドミノ式 ・・・ ホウ酸を食べたゴキブリの排泄物を

他のゴキブリが食べた時にも効果が出ることです。

又は、共食いした場合で効果が現れることです。

●商品名 ホウ酸ダンゴ

 

②    ヒドラメチルノン

哺乳類に対する毒性が極めて低い食毒剤です。

市販剤にもゴキブリ・アリ用として広く使われています。

●商品名 コンバット・マックスフォース

 

③    フィプロニル

フェニルピラオール系で、水に溶けにくい成分なので残効力も高く、

ゴキブリ・アリ駆除に対して絶大な効果を発揮します。

但し、乳児のいる場所では健康被害に対して

基準値を大幅に超えるので、用法を必ず読み、

絶対に使用量を逸脱して使わないようにして下さい。

●商品名 ブラックキャップ

 

以上が、代表的な食毒剤(ベイト剤)です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、

人体への影響など人を取り巻く自然環境及び

人環境に害が及びますので、製品を使用する際は、

必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

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