孤立死現場のトコジラミ
皆さん、こんにちは。
生活環境ドクターのミスズマンです。
先日は、大阪市の某マンションにて孤立死されたお部屋のお掃除にお伺いしました。
その現場の雰囲気を簡単に説明しますと、
①ワンルームでトイレとお風呂が一緒になっているユニット
②そのユニットで病死により最期を迎えられた
③便座の前には血液がたくさんあるものの比較的キレイに整理されている
④お部屋の散らかりは男らしい感じでモノ屋敷ではない
といったイメージであります。
ベッドの下にはこのようにお金が散乱していたので、1枚ずつ拾い窓口の不動産屋さんにお渡ししました。
この写真よく見るとお分かりだと思うのですが、
ものすごい数のトコジラミの抜け殻があります。
この日は3名で仕事していたのですが、3名ともに靴下の返し部分や折り目、手袋、ズボンに付着しておりました。
さて、孤立死発見から数か月が経過し、当然遺体も無いこの部屋でトコジラミは何を食べていたのでしょうか?
考えられるのは、ユニット床に付着していた血液。
トコジラミは飢餓にも滅法強いので、1年くらい食べなくても生存はできるので、非常に厄介です。そして、光が苦手なので、この現場のようなベッド下など比較的暗所にいます。
最近、何かと騒がれているトコジラミ
予防というのは、残効力のある殺虫剤を散布する必要があるので、中々使用するお客様も少ないと思います。
昨年11月、韓国に行った際は、渦中だったのですが、泊まったホテルでは「対策アピール」を表示されていました。
日本でも今後、このような表示をされるホテルが増えるのではないでしょうか?
もし、このような対策が必要な場合は、ご相談頂けたらと思います。
こちらの動画では、最後の方に元気なトコジラミが映っています