これからの日本を苦しめる虫2
皆さん、こんにちは。
生活環境ドクターのミスズマンです。
今回のおもいやりの学校 衛生管理 番外編124は、
これからの日本を苦しめる虫2
についてです。
おもいやりの学校は、今回も前回に続き、この国の将来的なお話をさせていただいております。
一般的な観点、そしてミスズマンの予測というのもふまえて、蚊に続く第2弾をお伝えします。
ぜひ、最後までご視聴ください
今回は、ネズミです。
虫ではありませんが、そこのところは大目に見てください。
ネズミもまた、病気を媒介し、食糧を汚す可能性があります。ネズミは、食品や物資を汚すだけでなく、さまざまな病気をヒトに感染させることができます。
例えば、ハンタウイルス、レプトスピラなど10種が挙げられます。
詳しくは、またネットで調べて頂けたらと思いますが、今回は上記2種を簡単に説明しています。
ハンタウイルスは、
腎不全などを引き起こす腎症候性出血熱(致死率10%)と、ハンタウイルス肺症候群(致死率約40%)の2種の原因菌であり、ネズミの糞、尿中から※エアロゾルとしてウイルスを吸い込むことにより感染します。
※気体中に液体や固体が粒子状になって分散しているもの
ネズミに咬まれたり、ネズミに触れた者を介して、鼻、目または口を触れることでも発症することがあります。特に、家ネズミであれば、「ドブネズミ」他にも野ねずみも含めて、ネズミ全般には注意が必要です。
ただ海外では多いものの日本では、1960年代から1984年までは、報告されていましたが、現在は報告されていません。
レプトスピラは、
レストスピラ症に感染しているネズミなどの野生動物や家畜の尿、あるいはその尿で汚染された水・土壌と直接接触することによって感染(経皮感染)します。また、その尿で汚染された水や食品を介した感染(経口感染)の報告もあります。ヒトからヒトに直接感染することはありません。
ほかにも、ネズミは糞尿によって感染する菌はたくさんありますので、興味のある方は動画を観て頂けたらと思います。