大工さんでは出来ない工事
こんばんは。
続きます。家ねずみシリーズ。
ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種の中で、
壁を平気に登るクマネズミは、屋根裏への侵入が超が付くくらい大得意であります。
こちらをクリック ⇒ クマネズミのプロフ
そのクマネズミの侵入経路を調査する中で、いくつか鉄則があるのですが、
その1つに
「増築部分を疑え」
というものがあります。
建築時に、お客様自身が
「ネズミが入らないようにして下さい」
と注文しない限りは、ほぼ100%といっても良いくらい隙間があります。
1級建築士が言うのですから間違いありません。
ねずみ・昆虫などの防除業というこの仕事は、建築物構造の知識が必要なので、
勉強会や資格取得の際には、1級建築士の講師も迎えるのです。
写真は、水切りと呼ばれる雨除けに隙間が生じていましたので、
侵入防止のために配管部分に防そブラシを巻きつけています。
これは、決して手抜き工事ではありません。
水が入らないように講じるのが建築屋さんの仕事ですから全く問題はありません。
しかし、縦のつなぎ部分に隙間が生じているのは問題があるので、
カプサイシン(トウガラシ成分含有)
入りのシートで閉塞しました。
このように、建物の隙間からネズミが入らないようにするためには、
防そ工事というものが必要になってきます。
建築屋さんでも、ネズミに対する生態知識を
持っているのであれば問題が無いのですが、ほぼ難しいと思われます。
通気性を考慮し、かつ齧られない素材と施し方の選択が必要になってきます。
というわけで、防そ工事や防虫工事、防虫清掃などは
害虫駆除業者に依頼することをおすすめ致します。