コバエ界の新星は泡が苦手
本日は、滋賀県長浜市、彦根市の
異物混入防止、ゴキブリ駆除、ネズミ駆除にお伺いしました。
写真は、冷蔵庫内で群れを作っていたハヤトビバエです。
ハヤトビバエのプロフィールはこちら ↓
https://misuzu-eco.com/?page_id=738
この冷蔵庫の隣室である重要区域のライトトラップで、
大量捕獲されていたので調査した結果、
このような低温暗室で乾燥した床面で成虫が発見されました。
「この成虫を1頭残さず駆除したい」と思い、
持ってきた武器はノンケミカルの泡剤。
なぜならこのハヤトビバエはハエなのに、
飛翔力が無いコバエ界の新星だからです。
しかも昼間は光を避けるので、
群れを見つけた際は懐中電灯を極力使わずに、
このように泡剤を噴射すると、
飛び回ることなく根こそぎ駆除できます。
また、このハエで問題になった場合は、ニセケバエやチョウバエと同じで、
低空飛行が得意な性質からライトトラップの設置は地面に近いほど良く、
高くても2mまでにすると捕獲力も良いでしょう。
ですから、ハヤトビバエの発生源を探るのに、
高い所にライトトラップを設置するというのは、NGになります。
では、泡剤以外の殺虫剤を使用していたらどうなっているか?
殺虫剤は噴射すると風力でコバエも吹き飛んでしまいます。
ということは致死量が当たらないハエが何割か逃げてしまうことになります。
マンホール内のチョウバエ駆除をする時、
エアゾール剤を噴射すると飛び回り、
室内や外部へ飛び散り、野放しにさせてしまうことが多いです。
ミラクンなどの液化炭酸ガス系ならなおさらです。
しかし、泡剤を使用することによって、
これらの問題が改善されるので、大変おすすめです。
ちなみに、今回ハヤトビバエの幼虫は、
接する壁の結露と残渣が混じった箇所で発見されました。