乗馬クラブのサシバエ駆除3 後編
本日は、滋賀県甲賀市、大津市の異物混入防止にお伺いしました。
シリーズ第3弾の後編
刺咬性昆虫からお馬さんを守る対策の続きです。
サシバエはイエバエ科に分類される1種のため、
イエバエ用のベイト剤が効果を発揮するのか否かの調査に試みました。
まずは、当社の昆虫研究室の室長が作ったベイトトラップの紹介です。
① 魚粉系とその他誘引物のミックス
② イエバエ駆除用ノックベイト
③ 馬糞とノックベイトのミックス
の3種を馬糞の山裏に設置しました。
設置早々、①にあらゆる虫が飛び込んできます。
③には、ニクバエ・キンバエもやってきました。
しばらくして、イエバエがノックベイトに触れてきました。
すると、加藤室長の変な動きをしながら腕に捕まり、
10秒後には死んでしまいました。
続いて、食料小屋に設置したベイトトラップです。
顆粒上のままのものと、
馬糞と水を混ぜてペースト状にしたものの2種を設置しました。
置いた瞬間に入ると予想していましたが、
全く寄らず
の結果に驚きました。
おじさんからは、「なんや!全然入らへんやん」と言われる始末w
「入らないことが分かって収穫ですw」
原因は2つ。エサのニオイに負けているのと、栄養分が感じられない点。
従って、ターゲットのハエの好むニオイが無い状態では、
ベイトを食べさせることができないということが分かりました。
数日間設置をしてみて、効果がない事が確定したら、
次の作戦に移りたいと思います。
猛暑では、ハエの生息数も落ち着きます。
しかし、9月に入ると
サシバエ・ウシアブ・キアブの急増が
予測されますので、涼しい時間に現れる
ブユも含めて、水場対策も行いと考えております。
便利屋ケンちゃん 外の仕事で、ちょっと顔が黒くなりました(笑)