寄生ダニ払い落とせず
皆さん、こんにちは。
困ったを助けるミスズマンです。
よろしくお願いします。
3月8日の日曜日、日本経済新聞のサイエンスで
ニホンミツバチの記事について書かれていましたので、
引用したいと思います。
国立環境研究所のグループは、
ダニが寄生したニホンミツバチがセイヨウミツバチに比べ、
重症になる原因を突き止められました。
ニホンミツバチの方がダニを払い落とす能力が低く
ダニが気管の中で繁殖していました。
ニホンミツバチは様々な植物の受粉を担い、
寄生への対策を怠れば植物の多様性などに
影響が出る恐れがあります。
飛べなくなったニホンミツバチが巣の周りを
うろつく異常な行動が近年、日本各地で
報告されています。
もともと欧州や北米・南米に分布する、
体長0.1mmほどのアカリンダニが胸部気管に侵入して
増殖し、気管が詰まり酸素不足になるのが原因と
考えられています。
このダニは日本では2010年に確認されています。
養蜂用に海外から輸入したセイヨウミツバチでは
寄生が問題にならないのに対し、
なぜ在来のニホンミツバチだけに影響が出るのか、
わかっていませんでした。
研究グループは、
ハチがダニに気づいて払い落とそうとする行動
「グルーミング(毛づくろい)」に着目されました。
専用の道具を作ってハチの背中にダニを付着させて
7分間観察したところ、セイヨウミツバチでは、
251匹のうち59%がダニを落としましたが、
ニホンミツバチは238匹のうち33%しか
払い落とせなかったといいます。
グルーミングでダニを落とす能力に
違いがある理由は今後調査されます。
ニホンミツバチでダニの規制を放置すると、
巣全体にまん延し死滅します。
養蜂業や植物の多様性などに
影響を及ぼすのではないかと懸念されている。
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