昆虫食のメリットと水問題
こんばんは。
本日の定期訪問は、7件でございました。
いつもありがとうございます。
今日は、最近テレビ番組や新聞記事に頻繁に取り上げられている
『 昆虫食 』 についてです。
NPO食用昆虫科学研究会副理事長の水野壮(みずのひろし)さまより、
昆虫食の利点が3つ挙げられております。
① 昆虫の高い栄養価
200種超の昆虫を調べた結果、牛肉や豚肉と同等のタンパク質を含むほか、
ビタミンB群や鉄や亜鉛などのミネラルも総じて豊富だと分かっています。
② 従来の家畜より環境低負荷で食料生産が可能
ミルワームでは、肉1キロ生産するのに、
排出される温室効果ガス量や養殖に必要なスペースは、
豚や牛に比べてもちろん少ないです。
そして今がブーム!!
夜中に工場内を暴走しているコオロギでは、
肉1キロ生産するのに必要な飼料は、
豚や牛に比べて、なんと!5分の1~10分の1。
さらに、さすがは昆虫類 コオロギ!!
必要な水は、エサに含まれる水分でまかなえるため、
必要が無いという、水問題に悩む島国日本にとっては、
最強メリットがある。
③ 持続可能な農業に昆虫を組み込むことが期待できる
根菜類の栽培時に残る葉や茎部分をコオロギの飼料に、
コオロギが排泄したうんちは作物の肥料として用いられます。
ちなみに昆虫を食べるコウモリのうんちも同じです。
このように、昆虫資源と作物資源を上手に使うことができるのです。
日本といえば、昆虫の研究は世界トップクラス。
しかし、食材としての観点で捉えられた研究は、
ほとんどないので、今後の研究発展に注目でありますね。