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サシガメが運ぶ寄生虫で流行するシャーガス病

2017-01-13

中南米で流行しているシャーガス病

日本の2つの研究チームが、

それぞれ治療薬候補を発見されました。

 

シャーガス病は、カメムシの仲間である

サシガメという吸血性昆虫が寄生虫

トリパノソーマ を運んで感染します。

世界保健機関(WHO)によると、患者は約700万人。

心臓肥大などを引き起こし死亡する例もあり、

ワクチンや副作用の少ない治療薬がなく、

新薬が求められています。

 

東京工業大学と産業技術総合研究所、アステラス製薬などは、

まず、寄生虫が持つたんぱく質に関する

情報検索システムを構築しました。

この中から寄生虫の生命活動に関わり、

働きを抑えても患者への副作用が少ないと考えた

酵素を薬の標的に選びました。

 

次にこの酵素にうまく結合する化合物を

シミュレーション(模擬実験)で絞りこみました。

従来はたんぱく質が変形しない前提で計算していたが、

体内の熱などによる「ゆらぎ」を予測しながら

計算する方法を採用し、約20の化合物を特定しました。

数個は既に寄生虫への効果を確かめられました。

今後は動物実験で詳しく調べるとのことです。

 

長崎大学と理化学研究所は、

寄生虫の細胞の核酸合成に関わる

別の酵素を標的にしました。

この酵素はそのままでは化合物が結合しにくいです。

着目したのが、結合させたい箇所が備える

プラスやマイナスの電気的性質などです。

その反対の性質を持つ化合物を用い、

引き合うようにして酵素の構造の一部を

広げながらくっつける方法を考えました。

 

東京大学で合成した化合物などを対象に

シミュレーションしたところ、

約40種類が治療薬の候補になることが分かりました。

※日本経済新聞より引用

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