もう一つのインフルエンザが大流行
鳥インフルエンザ(H5N1)
【病原体は】
A型インフルエンザウイルス(H5N1)が
鳥類に感染して起こる第2類感染症です。
【死亡率は?】
感染者の死亡率は60%と非常に高いとされています。
なお、季節性のインフルエンザの致死率は0.1%未満です。
【主な媒介者は?】
鳥から鳥に感染しますが、
人から人への感染報告はされていません。
渡り鳥から、野鳥やニワトリ、小動物や害虫、
人にウイルスが付着します。
感染した鳥類と接触し、大量に糞を吸い込むなど、
加熱不十分な内臓を食してしまうと、
人も感染することがあるので注意しましょう。
【主な症状は?】
症状は、潜伏期間は10日くらいまでで、
高熱・筋肉痛・全身倦怠感・呼吸器症状です。
重症化すると、多臓器不全・肺炎なども起こります。
特に20歳以下の人や高齢者・妊婦の方は要注意です。
【ワクチン接種について】
決定的なワクチンは存在しません。
【これが大事】
① ネズミなどの小動物や害虫などの
感染媒介者の防除が必要です。
② 鶏肉や鶏卵からの感染は現在は確認されていません。
③ 農場や鶏舎では必ず、入場の際に
長靴消毒プールに入りましょう。
又、厳守事項として張り紙を設置し、
関係者以外は立ち入り禁止の表示も忘れないようにして下さい。
※詳しくは、厚生労働省のホームページにて