乗馬クラブのサシバエ駆除4
本日は、滋賀県湖南市、京都市久世郡、兵庫県神戸市の
異物混入防止、ゴキブリ駆除、サシバエ駆除にお伺いしました。
シリーズ第4弾
刺咬性昆虫からお馬さんを守る対策です。
イエバエ科を含む刺咬性昆虫の捕獲結果
前回の馬房裏のとりもち結果
8月21日~28日 約50頭
8月11日~28日の18日間の結果 約120頭
の捕獲が確認されました。
馬糞の裏山に設置したブルーネットは 約100頭
捕獲バケツ(黄色) 約50頭
しかし、サシバエの捕獲は、
非常に少なく、殆どがイエバエ・キンバエ・ニクバエでした。
1回目の殺虫処理後、かなり減少したとのお褒めのお言葉を頂きました。
前回設置したイエバエ科用のベイト小屋の結果は、
たったの5頭の死虫でした。効果なしです。
前回のブログで記したように、
馬のエサのニオイや栄養分に完全に負けました。
そこで、新たにNEWベイトを作りました。
寄りまくっている馬のエサを混合させました。
しかし、またまた全く寄らない
問題は量です。
従って、他では通用しますが、
このエサ場でのベイト方法は、難しいです。
理由があり、捕獲が難しいので、再度考える必要ありです。
馬糞の山に隠れている排水溝も対策が必要です。
馬糞とおがくずが混じったものが、溝にたくさん落ちています。
この場所は、幼虫対策としIGR剤を10リットル投薬しました。
また馬房の外には、集水桝がたくさんあります。
溝フタを開けていくと、そこには
大型バエ、アブ、甲虫類、クロゴキブリ、ムカデ、クモ、
ノミバエ、オオチョウバエ、ハサミムシ、
そして、ミミズ がいました。
このミミズが、アカウシアブやウシアブのエサになります。
今回は、薬剤の投薬後、防虫ネットを設置して様子をみることにしました。
しかし、今回思ったことは、
ウシアブやアカウシアブなどの天敵である
カマキリ・ムシヒキアブ・クモ・オニヤンマなどは
生かしておかなければいけないということです。
無作為に捕獲するものは、NGだと分かっているのですが、
難しいことです。何かを守るためには、何かが犠牲にならなくてはいけない。
しかし、コントロールを心がけて、引き続き戦略を立てたいと思います。
便利屋ケンちゃん