中毒予防(殺虫剤編)
本日は、滋賀県湖南市、甲賀市、近江八幡市、守山市、
蒲生郡日野町、京都市南区、左京区、京都府相楽郡精華町、
奈良市の異物混入防止、ネズミ駆除、ゴキブリ駆除、シバンムシ駆除、
ノシメマダラメイガ駆除にお伺いしました。
最近、お客様とお話していると、
『殺虫剤の知識を間違って教えられている』
誰にかと言うと、”前に来てもらった業者” というのが多いのです。
ですから、美鈴のオフィシャルサイト(殺虫剤タグ)で学んでください。
殺虫剤や殺そ剤というものは、当然ながら毒性があります。
しかしこの毒性による中毒は、人が摂取しない限りは起こりません。
では中毒が起こらないようにするためには、
どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
① 薬剤の保管管理
② 薬剤の希釈
③ 薬剤使用前の注意
④ 薬剤使用時の注意
⑤ 薬剤使用後の注意
などを適切に行うことで、予防が出来るのではないのでしょうか。
① 薬剤の保管
1.薬剤の保管は、不燃物構造で面積3.3㎡以上(1坪)の
ところで行うことが望ましいです。そして、必ず剤型別に区分けし、
長期にわたって保管する場合は、薬効別にもする必要があります。
2.保管中は、薬液の漏れや流出及び容器の破損がないように、
定期的に点検を実施する必要があります。
そして必ず薬剤の管理責任者を立てましょう。
3.毒物・劇物はそれぞれ区別して、容易に動かすことが出来ない
保管庫にカギをつけて管理しましょう。持ち運びが可能なものに
いくら精密なカギを付けたところで意味はありませんので、
注意しましょう。また、会社には防犯も心がけましょう。
4.薬剤の保管場所は、冷暗所で比較的乾燥している場所にしましょう。
特に夏場に高温になる箇所には、エアゾール関係は絶対に置かないで下さい。
氷殺ジェットとかは、安易に爆発します。
5.薬剤の容器には、必ず名称、成分、濃度を表示しましょう。
又、容器を移し替える際は、誤飲誤食防止のため、
絶対に食品容器は避けなければいけません。
市町村では、よくペットボトルで保管されたりしますが、
絶対NGだと覚えておいてください。
6.薬品庫の棚は、転倒防止策を施さなければなりません。
7.薬剤を運搬する際は、機器を扱うのと同様に
破損などが起こらないように施さなければなりません。
又、食品と一緒に運ぶこともいけません。
② 薬剤の希釈
1.使用方法を必ず遵守し、正しい用法で行います。
くれぐれも初心者だけで行うことがないように努めなければなりません。
2.薬剤を使用する際は、必ずマスクとゴム手袋を着用しましょう。
③ 薬剤使用前の注意
1.人の多い場所への散布処理は、
事前に訪問して近隣や人や動物の動きなど
環境状況を把握した上で、計画を立てましょう。
アパートや雑居ビルなどは、特に注意が必要です。
2.散布処理の場所は、事前に清掃・整理整頓をしておきましょう。
3.作業従事者の健康管理を行いましょう。
4.散布処理時の事故に備えて、対応が出来るように準備しておきましょう。
④ 薬剤使用時の注意
1.散布処理時は、長袖・長ズボン・保護帽・保護眼鏡・保護手袋・
保護マスク・保護クリーム・耐薬品性靴を着用し、
肌を露出しないようにしましょう。着衣は防水タイプが良いでしょう。
2.散布処理時は、身体に薬剤を浴びないように注意しましょう。
特に屋外での作業は風上に立ち、離れすぎての作業は、
思わぬ箇所へ飛散する可能性があるので、近くで安全に行いましょう。
特に、浴びていることに気づかないゴキブリダンゴは要注意です。
商品によっては、過剰に置くと隊長を崩すこともございます。
(年間契約のお客さまには、このようなお話も行います)
3.散布処理時は、周囲の環境に十分配慮しなくてはなりません。
河川、下水、池、井戸、地下水、水槽、植物、子どものおもちゃ、
自転車など養生が必要なものは、必ず養生で覆いましょう。
特に動力噴霧機を使用しての樹木殺虫や外壁殺虫の際は、
車は、命の次に大事と話されることも少なくはないので、
くれぐれも注意しましょう。
4.散布処理時は、立ち入り禁止表示や近隣に声掛けを必ず行いましょう。
外部のドアやシャッターに貼る場合は、強風で飛ばないように、
四方すべてに貼り付けしましょう。テープによって、塗装が剥がれる危惧がある場合は、
事前に確認してから行いましょう。
5.薬剤が皮膚に付着した際は、速やかに水洗いをして、
その後石けん水で洗浄しましょう。衣服に付いた際は、脱衣して洗いましょう。
6.作業は、交代で行いましょう。
7.作業中の喫煙と飲食は絶対にしないようにしましょう。
⑤ 薬剤使用後の注意
1.散布処理後は必ず点検しましょう。
2.作業終了後は、器具は安全に持ち帰り、速やかに洗浄しましょう。
3.薬剤の残液は、現地で廃棄することなく、必ず持ち帰り保管しましょう。
4.現地での器具の洗浄は、絶対に行わないようにしましょう。
5.作業衣は、必ず洗濯しましょう。
6.身体に異常が見られた際は、速やかに作業を中断して、
必要に応じて医師を訪ねましょう。