蟻地獄ホールド
先日、風雨を避けられる砂地で発見。
さらさらとした細かい砂で出来ている
アリジゴク作の蟻地獄
またの名を、Ant Lion
すり鉢風のくぼみを作って、
底にひっそりと棲むアリ界の百獣の王アリジゴク。
そして、罠にはまったアリ等の小昆虫を、
武器であるこのイカツイ大あごで砂を浴びせ、
すり鉢の中心部に滑り落として捕らえて、エキスを吸う。
一度ハマったら抜けられない蟻地獄ホールド
捕らえた獲物には消化液を注入して、分解後に吸い取り、
その後は大あごで持ちあげて、すリ鉢の外へポイする。
アリジゴクは、ウスバカゲロウの幼虫です。
成虫まで2年から3年はかかると言われています。
そして、このダンゴみたいな砂を綴ったものが
ウスバカゲロウの繭(まゆ)です。
この繭のなかで蛹になります。
ただいま、羽化待ちで飼育中です。
ちなみに、最後の写真は、うどんげ。
うどんげ(優曇華)の花に似ていることから
あだ名で呼ばれるウスバカゲロウやクサカゲロウの卵です。
広島市の一般宅より