魔のバンカーホール
2016-03-03
機材搬入扉や非常扉、防火扉など
目張りという防虫対策が出来ないところは、
外部で何とか食い止めたいところであります。
写真のようなスライド式の鉄扉は、
四方全てに大きな隙間が生じていることが多いので、
お客様のために考えていかなければなりません。
防虫ブラシという手法もありますが、
写真のようなスライド式鉄扉の下部は、
装着できない欠点があります。
今回の場面では、外部にこれだけの段差があったので、
Ｌ字の部材を当て、この間に防虫剤を溜める対策を施しました。
『必殺！殺虫バンカー』
とでも名付けておきましょう。
この扉を通過したいのであれば、
必ずバンカーに入らなければならないようにしました。
そして予防に予防を重ね、基礎前にも同様に薬剤を散布しております。
室内に侵入した際には、捕獲出来るようにトラップを仕掛けておきましょう。
粉剤であれば粉地獄、水であれば殺虫プールとなります。
しかし前者の場合は、散布時に舞い散り、
異物侵入の危惧がありますのでＮＧでしょう。
このような扉や扉前の対策は、
お客様と密な打ち合わせを行い、適所適材で処置を施しましょう。
今回のＬ字部材は、
つまづき防止等を考慮して固定せずに置いてあります。
