必殺バブル攻め
【閲覧注意】
クロゴキブリやワモンゴキブリで問題になっている時、
いかなる場合でも必ず点検を怠ってはいけない場所があります。
それは、外周の汚水・雑排水マンホールです。
特にマンホールとマンホールの間の埋設部分は、
彼らにとって繁殖し放題の最高の棲み家です。
しかしプロ業者にとっては、基本中の基本なので、何手かの方法で駆除します。
写真は、『必殺バブル攻め』の泡殺虫施工です。
特殊な殺虫機器、泡殺虫機で配管へ届かせるパーツを用いて、
専用起泡剤にマイクロカプセル剤やフロアブル剤を混ぜて噴射します。
この施工は、起泡剤の濃度を上げるほど、
泡も細かくなり残留時間も長くなります。
棲み家であるクラック部分(ひび割れ)内にも
十分に薬剤が入り込み駆除できます。
とにかくゴキブリやハエは泡に弱いです。
泡の上に生きているゴキブリやハエを乗せると動きがすぐに止まります。
人間で言うと口と鼻を塞がれた状態、
しかも泡に包まれると歩くことも泳ぐことも出来ません。
つまり昆虫の呼吸器官である気門にフタをしたことになります。
ただただ、もがくだけです。
そしてこの施工の最も優れている点は、
ターゲットが逃げないことです。
液化炭酸ガス噴霧やエアゾールなどのスプレー処理を行うと、
風圧で飛ばされたり、致死量に達するまでの時間がかかり、逃げ回ります。
残効性の液剤のみの散布も同様です。
しかし泡を混ぜることで窒息死させ、
さらに泡が無くなってからも、マンホール全域に薬剤成分が残留するので、
まさに一撃必殺技であるのです。