今年はなぜカメムシが多いの?
皆さん、こんにちは。
生活環境ドクターのミスズマンです。
今日は、YouTube動画
おもいやりの学校 衛生管理番外編 132
今年はなぜカメムシが多いの?
というご質問にお答えしていきたいと思います。
答えは、2023年~2024年の冬にかけて暖冬だったからだと考えます。
暖冬が続くということは、当然のごとく生物は活動が活発になります。昆虫の世界では「繁殖」が盛んになり産卵成功率もアップします。
なので、この2024年はカメムシが多いというわけです。
ちなみに、2024年~2025年の冬にかけても暖冬と言われていますので、引き続き多くなる可能性があります。
では、簡単にカメムシの生態についてお伝えします。
カメムシは種類が非常に多くそれぞれ特徴が違いますので、今回は、「クサギカメムシ」という種類のマニアックな生態をお話していきます。
【体のサイズ・体色】
体長:成虫 約15~20mm
体色:お尻は五角形をした暗褐色に黄褐色の斑点があります。
ちなみに、カメムシは頭を入れたら六角形のモノが多く、亀に似ているから「カメムシ」って呼ぶ説があります。
【住まい】
クサギ、ナシ、カキ、ミカン、モモ、大豆の葉などの農作物です。
秋から冬になると、木材の間、建物の隙間、ダンボール類の間に入ってきます。この時期の段ボール工場にとっては1番嫌な害虫になります。
ちなみに、クサギという植物の葉はすごく臭いとか言われているそうです。
【得意技】
①人前で毒ガスを出すこと。これは防御のために出しています。時々、自身の毒ガスで気絶するマヌケなところもあります。
②成虫で冬を越すこと ※これができるので厄介です。
③生まれた直後に腸内細菌を取り入れる。
いかがでしたでしょうか?マニア好きの生態のお話。
動画では、引き続き簡単なDIYをお話しております。
ご興味のある方は、YouTubeミスズマンのおもいやりの学校をご視聴頂けたらと思います。