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ホテルで突如現れた生物に対する対応

2024-07-23

皆さん、こんにちは。
生活環境ドクターのミスズマンこと美鈴環境サービスの鈴木です。

 

先日、とあるホテルから午前9時過ぎに1件のお電話がありました。

 

「ダニのような生き物がベッドのシーツにいたのですが、対策できますでしょうか?」

 

これに対して、ミスズマンはどのように答えたでしょうか?

「そのお部屋はノーゲスト(売り止め)はできますか?」

 

すると、お客様は、

「いえ!お客様を入れたいです」

 

というお答えでした。

ということは、その生物がどんなものなのか?

ダニなのか?それともクモなのか?はたまた全く違う生物なのか?

 

その部屋は15時からゲストを入れたいということで、その虫を調べている余裕もない状況でした。ましてや、ダニともなると、顕微鏡で見るレベルになります。

 

たまたまミスズマンの手が空いていたので、緊急でそのホテルに向かい見せてもらったのですが、20倍のルーペで確認できたのは足が8本ということだけでした。

ここで、絞られたのは2択です。

 

ダニ or クモ

 

ミスズマンの経験上、体がダニっぽい。

でも、そのダニは1mm以上あり皮膚炎をもたらすダニにしては、かなり大きい。

 

ということで、その検体は持ち帰り、もし咬むダニだった場合を想定して、駆除を行いました。

 

検査結果は、体表1.5mm内外

体表は硬く、脚は発達。基節ははっきりとしており、爪鍵は3本。0.3~1.2mmに属する中気門類のダニというところまでは分かりました。

 

なので、その類の中で咬む系に属したのは、「イエダニ」のみ。

イエダニとは体形が違ったので、咬む系のダニではないことをお伝えし、念のためにそのダニは元気に生きていましたので、2人の腕に数十分のせて咬むか調べてもみました。

 

結果は、咬まず

 

ということで、ご報告し安心していただきました。

 

 

ダニやクモは種の同定までは非常に困難な場合が多いですが、今回のお客様が知りたいのは、その虫がお客様に被害を及ぼすのか?

ということだったので、このような迅速な対応で安心してくださいました。

 

もし、害虫・害獣にお困りの際は、

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