ホテルで突如現れた生物に対する対応
皆さん、こんにちは。
生活環境ドクターのミスズマンこと美鈴環境サービスの鈴木です。
先日、とあるホテルから午前9時過ぎに1件のお電話がありました。
「ダニのような生き物がベッドのシーツにいたのですが、対策できますでしょうか?」
これに対して、ミスズマンはどのように答えたでしょうか?
「そのお部屋はノーゲスト(売り止め)はできますか?」
すると、お客様は、
「いえ!お客様を入れたいです」
というお答えでした。
ということは、その生物がどんなものなのか?
ダニなのか?それともクモなのか?はたまた全く違う生物なのか?
その部屋は15時からゲストを入れたいということで、その虫を調べている余裕もない状況でした。ましてや、ダニともなると、顕微鏡で見るレベルになります。
たまたまミスズマンの手が空いていたので、緊急でそのホテルに向かい見せてもらったのですが、20倍のルーペで確認できたのは足が8本ということだけでした。
ここで、絞られたのは2択です。
ダニ or クモ
ミスズマンの経験上、体がダニっぽい。
でも、そのダニは1mm以上あり皮膚炎をもたらすダニにしては、かなり大きい。
ということで、その検体は持ち帰り、もし咬むダニだった場合を想定して、駆除を行いました。
検査結果は、体表1.5mm内外
体表は硬く、脚は発達。基節ははっきりとしており、爪鍵は3本。0.3~1.2mmに属する中気門類のダニというところまでは分かりました。
なので、その類の中で咬む系に属したのは、「イエダニ」のみ。
イエダニとは体形が違ったので、咬む系のダニではないことをお伝えし、念のためにそのダニは元気に生きていましたので、2人の腕に数十分のせて咬むか調べてもみました。
結果は、咬まず
ということで、ご報告し安心していただきました。
ダニやクモは種の同定までは非常に困難な場合が多いですが、今回のお客様が知りたいのは、その虫がお客様に被害を及ぼすのか?
ということだったので、このような迅速な対応で安心してくださいました。
もし、害虫・害獣にお困りの際は、
美鈴環境サービスまでお問い合わせください。困ったのワンストップサービスを提供しております。