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その他の殺虫剤の種類⑤

2016-02-21

おはようございます。

今般、薬局などにおいて簡単に手に入るようになった殺虫剤。

皆さんが、日常何気なく使っている殺虫剤の中でも

前ページで挙げた4つのグループに属しないものがあります。

ここでは、カーバメイト剤とネオニコチノイド系について説明します。

 

■カーバメイト剤

カルバミン酸のエステル化した有機窒素化合物で、

市販剤にあるピレスロイド系殺虫剤よりも毒性の強いものです。

一般的には殺虫剤の他に、

毒性の強い農薬(除草剤)で使われています。

又、有機リン剤と同様にコリンエストラーゼを

阻害する作用により効果を表します。

 

・カーバメイト系殺虫剤としての能力は、

①    有機リン剤よりも早く効果が表れる反面、

   回復力も早いので散布量が多く必要です。

②    ムカデ・ヤスデ・ゲジ・アリなどの不快害虫に効果を表します。

 

・代表的な成分と商品名

①    プロポクスル

ゴキブリ・ノミなど広範囲の害虫に対して使われており、

速効性と残効性の両方の効果を発揮します。

●商品名 バイゴン

 

②    フェノブカルブ

弱い芳香があり、水に溶けにくい成分です。

残効性はそれほど期待出来ませんが、接触的に昆虫に作用します。

●商品名 バグトップ

 

③    カルバリル

別名NAC剤(ナック)と呼ばれる水に溶けない成分です。

土壌に対して吸着性が高いことが特徴として挙げられます。

従って、腹面が裸同然のムカデなどには強い殺虫力を及ぼします。

他にも、ミミズ・ミツバチ・水棲昆虫には毒性がありますので

注意が必要です。

●商品名 デナポン

 

■ネオニコチノイド系

ニコチンに似た成分(ニコチノイド)を基盤として、

広く使われている成分です。

多種にわたる昆虫類に対し、強い神経毒性を持ちます。

又、植物の内部へ浸透させる性質を持っているので、

殺虫剤・殺菌剤・肥料・また混合剤など

さまざまの剤型の製剤(商品)が市販されています(浸透移行性殺虫剤)

シロアリ・カメムシ・ウンカ・ヨコバイ・絵描き虫と呼ばれる

ハモグリ系のものなどの対策として、農地で使われています。

 

・ネオニコチノイド系殺虫剤としての能力は、

①    神経系で重要な働きをするアセチルコリンの正常な働きを阻害します。

②    無色無臭で水に溶けやすく、残効性が高く土中に長期間残留します。

③    ミミズなどの土壌昆虫や水棲昆虫に対しての影響は無いが、

   分解者としての能力を低下させます。

 

・代表的な成分と商品名

①    イミダクリプリド

●商品名 アドマイヤー・ハチクサン・アースガーデン

 

②    ジノテフラン

●商品名 スタークル・アルバリン・ボンフラン・ミケブロック

 

③    チアメトキサム

●商品名 アクタラ・オプティガード

 

④    クロアチニジン、

●商品名 ダントツ・タケロック・キシラモン・ガントナー

 

以上が、代表的なカーバメイト剤・ネオニコチノイド系です。

あくまでも正しい用法での安全性と効果であります。

間違った使い方をすると、

人体への影響や水生生物への害など人を取り巻く自然環境及び

人環境に害が及びますので、製品を使用する際は、

必ずラベル表示を確認して正しく使用して下さい。

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