マンションに虫を侵入させない方法2
皆さん、こんにちは。
生活環境ドクターのミスズマンです。
今日は、おもいやりの学校
衛生管理番外編119
マンションに虫を侵入させない方法part.2
を一緒に学んでいきたいと思います。
前回は、徘徊性害虫についてお話しましたが、今回は飛来して侵入してくる虫にしぼってやっていきたいと思います。ぜひ、最後までご視聴いただければと思います。
前回のpart.1と重複しますが、マンションは、戸建てやアパートとは違い、お住まいの階層によって、侵入してくる害虫の種が若干、異なってきます。
徘徊性昆虫の場合の分岐点は、お問合せの経験上3階とお伝えしましたが、飛翔昆虫については、種によっては特に分岐点はありません。
1階であろうが、30階であろうが、環境次第では問答無用に侵入してくる種類がいるということです。極端に言うと、1階よりも30階の方が多いなんてこともありますし、北向きと南向きなど方角によっても変わってきます。
まず、該当する主な害虫とグループ分けですが、このようになります。
【不快害虫グループ1】
・ハチ、アブ、蚊、蛾、カメムシ
【不快害虫グループ2】
・ユスリカ・トビケラ・クロバネキノコバエ
【衛生害虫】
・ノミバエ・チョウバエ・ショウジョウバエ
チョウバエに関しては、ホシチョウバエという種に限って、不快害虫1にも入ります。
詳しく言いますと、
・3階までは、不快害虫グループ1と衛生害虫
・自力ではなく、風によって上へ吹き飛ばされるタイプは不快害虫2
・自力で上がってくるのが衛生害虫
もっと精細に言うと、
・建屋の外部から侵入するのは不快害虫1・2
※3階までなら不快害虫1と衛生害虫も外部から侵入可能。※蚊については、せいぜい2階まで来れるかどうかといった感じ。。。
・配管などの建物内部から高層階まで侵入してくるのが衛生害虫です。
このように、虫の種類をまずしっかりと特定できないと、次の段階である防除方法の選択にすすめません。その選択をお客様と打ち合わせして、次に化学的な対策であれば、殺虫剤の選択と説明ですし、機械的対策であれば、どのようにして捕獲するかの説明、環境的対策であれば、侵入させない工事や清掃の打ち合わせになります。
動画では、そのあたりの対策法などもお伝えしておりますので、ご興味のある方は、ぜひご視聴頂けたらと思います。