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生物多様性問題 コウモリ防除の重要性

2023-03-01

皆さん、こんにちは。
困ったを助けるミスズマンです。

 

今日は、衛生管理番外編115

生物多様性問題
コウモリ防除の重要性

についてお話しております。

 

コウモリの被害が増えているのは、元はと言えば人間が、コウモリの棲み家である山を切り開き、また少子化により学校も廃校になるなど、ねぐらを壊し、より人間近いところへ移動してきているのが原因と考えます。

その結果、生物多様性が損なわれ、

 

「感染症の脅威が増す!」

 

との報告が相次いでいるのです。

今後、人の命を守る観点からしても、「生物多様性の保全」というのは、非常に重要な役割を担います。2022年12月に行われた国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、2030年までに地球の陸域と海域の30%以上を保全する「30by30」を柱とする新たな世界目標を採択しました。

目標には、「健康に対するリスクを減らすために生物多様性への影響を低減し、環境の劣化を低減する」ことも盛り込まれました。

そして、コウモリは、ウイルスの「スピルオーバー」(異種間感染)のリスクを高めている!とオーストラリアのグリフィス大学などの研究チームが、2022年の11月、オオコウモリから、主に馬を経由して、人に感染するヘンドラウイルスを例に発表されました。

このヘンドラウイルスは、オオコウモリのウンチや尿、唾液を介して、馬に移って、馬に密接に接した人にも、まれに感染するようで、致死率は何と!50%を超えるといわれているのです。馬への感染は増えているようです。

また、アメリカバード大学のフェリシア・キーシング教授は、


「生物多様性が損なわれると、病原体を持つ動物が増える」


ケニアの調査では、大型哺乳類が減ると、ネズミが増え、ペストなどの病気を媒介するノミも増えることを見い出しました。

 

では、私たちの身近にいるコウモリは、どんな被害を私たち人間に及ぼすのでしょうか?

人里にやって来て、屋根裏を棲み家にしたコウモリは、着々と増殖を始めます。そのコウモリは年々増えていき、糞尿もどんどん溜まっていくのです。

コウモリの糞は乾燥しているので、粉々になると天井部や照明の隙間などから微量に落ちてきてきます。そして、その糞を吸い込んだ人間は「ぜんそく」などに罹る危惧があります。

「ぜんそくの原因がコウモリ」

だと診断してくれる病院はありません。

致死率50%を超えるような病気を媒介するのであれば、もっと真剣に考えるのかもしれませんが、現状は知らぬ間に何かしらの健康被害に陥っているといった具合です。

しかし、いつヘンドラウイルスのような恐ろしいウイルスを持ったコウモリが現れるか分かりません。気になる方は備えはしておいた方が良いかと思います(*^-^*)

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