ネコノミ駆除の対策手順
こんばんは。
本日は、ネコノミ第3弾
対策手順の一挙大公開であります
以下の手順で進めると良いと思われます。
① 住人の被害状況を聞き、可能であれば刺咬箇所を見せて頂きましょう。
② 猫などのペットの有無と小動物の目撃や形跡情報を聞き込みましょう。
③ 薬剤処理の前に、ひざから下の部分は防じんソックスに
スパイダージェル粘着剤を塗布し、各部屋の捕獲調査を行いましょう。
④ 小動物の死臭がする場合は、臭気の根源の探索を行いましょう。
⑤ 成虫は飢餓に滅法強いので、発生源を除去しても安心してはいけません。
⑥ 卵から成虫の期間は、温度によって違うので、秋から冬の施工では、
数回の駆除・点検が必要になります。
特に秋の作業では、寒くなるにつれて成虫までのライフステージ期間が
長引くので、春にも1度生息の有無を点検する必要があります。
⑦ 平面の薬剤処理は素材に関わらず、薬剤処理を行いましょう。
但し、高価なものや変色の恐れがあるものは、
ULV施工のみで留めるか捕獲のみで対処します。
※ ULV施工とは、
ウルトラ・ロー・ボリュームの略で、超微粒子高濃度少量散布法のことです。
⑧ 畳の場合は、裏表と床板も薬剤散布を行います。
特に畳の側面と裏面のふちは念入りに塗布しましょう。
(ダニ・トコジラミ駆除も同様)
⑨ 特に発生源部屋のダンボール類は、念入りに薬剤処理を行いましょう。
出来るだけ撤去をおすすめします。
⑩ 全ての部屋にULV施工を行いましょう。
⑪ 床下が発生源の場合は、土の中に卵を産みつけるので、
必ず土壌処理を行いましょう。
⑫ 駆除後は、次回の作業までライトトラップと粘着トラップなどで
モニタリングを行いましょう。
そして、駆除する者にとって、注意しなくてはいけないことは、
車中・会社内・自宅にお持ち帰りをしないことです。
そのためには、まずは付けて帰って来ないことが大切です。
衣服対策は、防護服に腕カバーや脚カバー、頭巾を装着させ、
接点部分に養生テープを巻き付けて衣服内に入らないようにしましょう。
尚、ネコノミを捕獲して、ビニール袋の中に密封しましたが、
噛み切ってまで出てこない事が判明したので、
隙間を無くすだけで大丈夫です。
そして駆除後は、乗車前に全ての道具類と衣服にエアゾール剤をかけて防除を行いましょう。
着用した衣服は、捨てるかゴミ袋に密封して洗濯機に放り込みましょう。
最後に、ノミ駆除やダニ駆除に訪問した後は、
他の建物内に持ち込まないように、真っ直ぐに帰社し、道草をせず帰宅してください。
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