イネの害虫を自動判別
皆さん、こんにちは。
困ったを助けるミスズマンです。
今日は、情報提供でございます。
特に、農業を営んでおられる方、
これから農業に参入される方は
ぜひ読んで欲しいと思います。
農業・食品産業技術総合研究機構
がイネの代表的な害虫である
イネウンカ類
の発生状況を、AI（人工知能）で
自動判別するシステムを開発されました。
これまでは、
調査時間に1時間以上は費やしていたのが、
わずか3～4分というスピードということです。
今まで、人間の手と目によって
調査していたのですが、
経験もさることながら、
この作業を承継してくれる
人員が不足しているのが
大きなポイントであり、
AIの必要性があったのだと思われます。
実は、私たちの業界でも
農業害虫とは別にさまざまな昆虫類の
同定調査を行っております。
そこで、同じことを考えます。
AIだったら早いのに・・・。
ところが、画像データの収集が
とてつもなく重労働であり、
色々な角度で虫を判別するために、
あらゆる角度の画像と、
体長・色・翅脈などの特徴も
加味して作らなければいけません。
捕獲器（ライトトラップ）の場合だと、
カメラの手前と奥では、
体長の誤差が出るし、
高速で飛んできた時の
画像の鮮明度なども難しいです。
結論
人間の眼の方が正確
なのです。
でも、
農研機構のイネウンカに関しては、
16,000枚の画像データを
AIに学習させているそうなので、
かなり期待できるのではないかと
思われます。
まだ実用化されていませんが、
今年2022年より各都道府県の
農業試験場に導入し、
精度の向上を重ねるようなので、
楽しみにしております。
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