虫と一緒に清掃管理
こんばんは。
今日は、美鈴のノウハウコレクション中のチャタテムシ第2章。
医薬品工場や食品工場で、お悩みになられる食菌性のチャタテムシは、
このシリーズで紹介しているように、本当にあらゆる場所で営巣をします。
むしろ、この虫が生息できない環境というのは、
低湿度&低温
この状況は、私たち人間も棲めないということを理解しておきましょう。
写真の箇所は、ほんの一部にすぎないのですが、
清掃不良箇所が、存在すると爆発的に増え続けます。
防虫管理を行う中で、床置きトラップとライトトラップは欠かせないものです。
このチャタテムシの捕獲は、清掃管理の指標になりますので、
それぞれの会社でアラート値(警告値)を設定するべきでしょう。
1ヶ月、1日あたりの警告値が、定めた値を超えた場合、
どのエリア、箇所が値を稼いだのかを調査し、
そのポイントを重点的に対策しなくてはいけません。
もっと細分化するのであれば、
その工場の1日の動きも詳しくファイリングしておく必要があるでしょう。
①工事業者の出入り有無と期間
②資材関係の持ち込みについて
③シャッターや扉開放時間
④空調関係の数値・清掃の実施日
などが挙げられます。
従って食菌性昆虫と呼ばれるチャタテムシをはじめ、
ヒメマキムシ・テントウムシダマシ・コキノコムシ・トビムシは、
私たちの衛生管理にシグナルライト
を点灯させてくれる大切な昆虫類だということを認識して、
モニタリング結果を見るようにしてはいかがでしょうか。