アフリカに行く際は必読です
マールブルグ病
【病原体は】
マールブルグウイルス、フィロウイルス科に
属するもので、第1類感染症です。
【死亡率は?】
感染経路によって致死率が変化しますが、
野生動物で30%、人から人ではさらに低いです。
しかし、注射器での感染は90%近くと
非常に高いので、要注意です。
【主な媒介者は?】
コウモリやネズミが
媒介するのではないかと言われていますが、
依然として感染経路は不明です。
マールブルグウイルスに感染した人や
動物の血液や体液、排泄物、唾液に直接触れると感染します。
人から人への感染も起こります。尚、空気感染はしません。
【主な症状は?】
症状は、潜伏期間は20日くらいまでで、
発熱・筋肉痛・頭痛・皮膚粘膜発疹・喉頭結膜炎などです。
その後に黄疸・下痢・赤黒い斑点、全身衰弱・
出血・精神錯乱・多臓器不全が起こるといわれ、
エボラ出血熱と似ているところがあります。
事例では、10日程度で死亡します。
【ワクチン接種について】
現在ありません。
【これが大事】
① アフリカなど海外に行かれる際は、
予め感染地域をチェックし、
コウモリやネズミなどの野生動物との接触は避けましょう。
② 患者の血液や体液に触れると感染しますので、
医師や看護師は、手袋・マスクなど接触感染を必ず防止しましょう。
③ 日本での発生は有りませんが、予防対策は講じておく必要があります。
※詳しくは、厚生労働省のホームページにて