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異物混入防止編 ユスリカ混入を防げ2

2017-03-29

食品工場において、最も頭の痛い問題である異物混入。

本日は、前回に続き虫混入のキングであるユスリカから、

最も大切な対策である差圧についてお話したいと思います。

 

差圧について、ある食品工場を実例に説明したいと思います。

その工場は、箱モノの中に重要エリアだけは、

パーテーションで間仕切りしていました。

ところが2面は窓ガラスがありましたので、

当初は、窓から侵入しているのではないかと思い、

簡易的にテープで遮蔽していました。

 

しかし、ライトトラップのユスリカの数は、

一般エリアに比べて、恐ろしいくらい多いのです。

窓ガラスからの侵入経路を完璧に塞いだのに全く減りません。

そして、内部発生する場所もありませんでした。

 

そこで、ユスリカ対策の最終兵器

 

陽圧化対策 

 

を行いました。

換気装置には、臭気や熱を排出するのに使用する排気装置と

外気を積極的に取り入れる給気装置があります。

通常、排気装置が強いと、工場内の気圧はガンガン下がっていきます。

 

これが大問題

 

空気の流れというのは、気圧の低い方へ移動します。

ということは、この排気が強ければ強いほど、

人が口にするモノを作っている製造エリアに

ホコリと虫入りのスペシャル外気が吸い寄せられてきます。

そこで、この下がった気圧を逆に上げまくる秘密兵器が

給気装置なのです。

 

外部よりも差圧を上げることで、

隙間が有ってもユスリカの侵入は防ぐことができます。

この工場は、1000単位の捕獲数から見事に1ケタになりました。

外部から異物を引っ張り、一般エリアへ。

さらに最も気圧が低い重要エリアへすべて吸い寄せていたのです。

 

ここで、注意して頂きたいことがあります。

失敗されていた企業さまも何社か見てきました。

給気装置にとって命ともいえるフィルターは、

必ず精度の良いものにしてください。

メンテナンスは大変ですが、ダブル対策にして頂きたいです。

もし、この取り付け方とフィルターの選択を失敗すると、

逆に多くの異物を入れてしまいますので、

くれぐれも気をつけてください。

 

次回は、ユスリカ混入防止の第3弾。

飲料工場やカット野菜工場に多い内部発生を得意とする

エリユスリカについてお話したいと思います。

 

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