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異物混入防止編 ユスリカ混入を防げ1

2017-03-28

食品工場において、最も頭の痛い問題である異物混入。

今日は、ほとんどの工場で暦年通して捕獲の多い

ナンバーワンの昆虫異物

 

ユスリカ

 

についてお話したいと思います。

ユスリカはなぜ1年間通して捕獲されるのか?

それは、冬でも発生しているからです。

凍結した溝の中にアカムシが優雅に踊っている姿も見られます。

この氷が溶け、数日暖かい日が続けば、もうバンバン出まくります。

 

ユスリカ科は、非常に多くの種類があり、

世界で5000種類ほどあるといわれておりますが、

何が厄介かというと、

風に乗って飛ばされてくるので、県をまたいでくるのです。

そして、体長も1mmくらいの微小タイプもいるので、

少しの隙間からでも侵入してきます。

 

さらに、陰圧の場合は、

工場の周辺に寄ってきたら、スッと吸い込まれます。

雨の日などは、壁の方に近づいてくることが多いので要注意です。

 

さて、工場の中に侵入したユスリカは、なぜ混入するのか?

まず重要なエリア。すなわち混入する可能性が高いエリアは

どこなのかを従業員は把握できていますでしょうか?

これは絶対知っておかなければならないことです。

扉の開け閉め1つ、何かが飛んでいる姿を目撃したら、

早急に現場責任者に報告するなど、

異物混入に対して他のエリアよりも神経質にならなければなりません。

 

では、侵入したユスリカはどうするか?

速やかに捕獲しなければなりません。

そこで、ライトトラップの出番です。

ユスリカは、光で誘引されるタイプが多いので、

製造ラインに近づかないように、設置して捕獲します。

窓があると、太陽光の方が圧倒的に紫外線や照度が高いので、

遮光フィルムを貼って、ライトトラップの捕獲力を上げる必要があります。

 

次に照明です。

ほとんどの食品工場では、このユスリカが寄りにくい

紫外線をカットするタイプに変更しておられると思います。

また、熱を持たないLEDにも変わってきていると思います。

ここで注意すべき点は、熱を持たないタイプに変更することによって

喜ぶ存在がいます。

それは、クモです。

 

電球が熱いと嫌がるのですが、そうでないとクモは巣を張ります。

クモは、虫が来るところに巣を張るのではなく、

虫が来るであろう箇所を予測して張るので、覚えておきましょう。

食事出来なかったら、クモは巣を片づけることなく次の場所に移動します。

ユスリカにしてもクモにしても、

照明の真下というのは、非常に注意しなくてはいけません。

ステンレスの受け皿を設置されている工場もあるくらいです。

寿命が10日程度しかないユスリカはいつ落ちてくるか分かりませんし、

床を歩いてそのまま息を引き取ることも多々です。

その落ちている死骸が、室内の風に飛ばされたり、

服や靴についたりして、事件に。(混入)

 

【まとめ】

1・重要なエリアに一体何頭のユスリカが侵入してきているのか?

2.そのユスリカを捕獲する器具は適切な場所に適切な台数があるか?

3.扉、窓、照明に防虫対策は出来ているか?

4.寿命の短いユスリカは、どこに落ちているか分からないことを理解する

5.ライン上、床の清掃を頻繁にする

 

最後に、ユスリカは外部から侵入してくるものだと

決めつけのように考えてしまいがちですが、

まれに、内部発生するエリユスリカというのがいますので、

注意しましょう。

次回は、このユスリカ対策にとって最も大切な差圧と、

飲料工場やカット野菜工場に多い内部発生を得意とする

エリユスリカについてお話したいと思います。

 

もし、自分の働く食品工場に不安がございましたら

こちらまでご連絡いただければ幸いでございます。

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