ドブネズミに命獲られる感染症
腎症候性出血熱
【病原体は】
ドブネズミなどによって媒介される
第4類感染症のハンタウイルスです。
【死亡率は?】
腎症候性出血熱に感染し、
重症化した時の死亡率は15%以下です。
腎不全などの症状が現れた場合は、必ず病院へ行きましょう。
【主な媒介者は?】
ドブネズミです。
ドブネズミの排泄物に接触したり、
汚染されたホコリを吸い込んだり、
また噛まれたりすることにより、
人にウイルスが感染します。
【主な症状は?】
症状は、潜伏期間40日くらいまでで、
発熱・頭痛、出血が起こり、
重症化すると、全身感染、腎疾患を生じます。
軽症型のスカンジナビア型と重症型のアジア型の2種類があります。
【ワクチン接種について】
日本では、ワクチンはありません。
韓国や中国では、一部で使用されているそうです。
【これが大事】
① 日本では、以前一部の地域で突発事例がありました。
人から人への感染はありません。
② ドブネズミなどネズミの対策が必要です。
中国、ヨーロッパなどユーラシア大陸に出かける際は
予防注射を必ず受けて下さい。