海外では蚊に要注意
チクングニア熱
【病原体は?】
ネッタイシマカ、ヒトスジシマカによって媒介される
第4類感染症のトガウイルス科のウイルスです。
【死亡率は?】
発疹性熱性疾患で通常、致死性はありませんが、
死亡率は1%以下と言われています。
【主な媒介者は?】
ネッタイシマカとヒトスジシマカです。
サルからネッタイシマカ・ヒトスジシマカを介して感染します。
人から人への感染は認められていません。
【主な症状は?】
症状は、潜伏期間12日以内で、
関節痛・発疹・発熱・頭痛・筋肉痛・全身疲労などです。
完治までは若者で14日までといわれています。
しかし、高齢になるにつれて数か月罹る人もいます。
なお、母子感染の確率は非常に高いので、注意しましょう。
重症化しますと、脳症を発症します。
【ワクチン接種について】
現在、実用化に至っておりません。
予防は、蚊の防除になります。
【これが大事】
① ワクチンや治療薬はありませんので、認識を持っていて下さい。
② 蚊に刺されないようにすることが唯一の予防です。
海外では、サハラ砂漠以南のアフリカ・インド・東南アジア地区などで
発生が見られます。輸入感染症としても報告されています。