温暖化を阻止しなければデング熱がやってくる
デング熱について
【病原体は?】
ネッタイシマカ、ヒトスジシマカによって媒介される
第4類感染症のフラビウイルス科のウイルスです。
【死亡率は?】
治療せずに放置した場合は、死亡率は5%未満です。
しかし、重症化すると20%以上と
意外と高いので侮らないようにしましょう。
【主な媒介者は?】
ヒトスジシマカやネッタイシマカです。
両者ともに寒い所が苦手な蚊ですので、
日本において、2015年現在では、
岩手県以北で問題が生じることは無いようです。
但し、海外では南半球を中心に100国以上で
問題になっておりますので、覚えておきましょう。
【主な症状は?】
症状は、潜伏期間3日~14日に、
高熱・発疹・頭痛・目の痛み・関節炎などが起こります。
風邪と似た症状なので気づかないかもしれませんが、
まれに重度になると生命の危機に陥ることもあると言います。
尚、人から人への伝染については、
解明されておりませんので軽視しないようにしましょう。
【ワクチンについて】
現在は認可されておりませんが、
急激な都市化や地球温暖化が原因で、
風土化されてきた病気ですので、現在研究中です。
【これが大事】
① 蚊の防除がデング熱の予防になります。
もう少し、皆さん蚊に対して関心を持ちましょう。
② 海外から帰国して14日以内に風邪の症状が現れなかったら、
ほぼ大丈夫といって良いでしょう。
③ 地球温暖化に基づき、
今後は要注意の感染症であることの認識を持ちましょう。
④ 東南アジアやインド、南アフリカ、南アメリカへ
出かける際は蚊の予防を怠らないようにしましょう。
⑤ ヒトスジシマカは、卵にウイルスを垂直伝播することが
出来るということを覚えておきましょう。