脳炎になると治療薬なしの日本脳炎
日本脳炎について
【病原体は】
日本脳炎ウイルスによる疾病で、
コガタアカイエカなどの蚊が媒介する
フラビウイルスで、第4類感染症です。
【死亡率は?】
日本脳炎ウイルスに感染した時点では、
死亡率が10%以下ですが、
意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こすと、
脳炎になり15%近くが亡くなると言われます。
突然の40度の高熱が出た場合は、救急で病院へ行きましょう。
【主な媒介者は?】
コガタアカイエカです。
ウイルスを保有する豚や馬を
コガタアカイエカが吸血し、
さらに人を刺して感染をさせます。
【主な症状は?】
症状は、発熱・頭痛、重症化すると、
全身感染、腎疾患を生じます。
【ワクチン接種について】
平成7年~18年度に生まれた方は、
予防接種が不十分となっております。
昔、ワクチン接種された方が副作用により、
重度の病気に罹った(かかった)事例により、
積極的な勧奨は控える形になったそうです。
そして新たに平成21年6月2日以降より、
新型ワクチンとなり帰ってきました。
現在のワクチンは、積極的に勧奨されています。
【これが大事】
① 日本脳炎ウイルスに感染し、
脳炎を発症すると「治療薬が無い」という
認識を持っていて下さい。
② 豚舎・馬舎・犬舎では蚊の対策をしましょう。
③ アジア地区や東インド、日本では九州・四国・
中国地方・和歌山県などの南方面に出かける際は
予防注射を必ず受けて下さい。
※日本脳炎の予防接種の標準スケジュールは、
厚生労働省のホームページでご確認ください