安全対策と関連商品
本日は、滋賀祭り。
滋賀県大津市、草津市、長浜市、野洲市、守山市、蒲生郡の
ネズミ駆除、ダニ駆除、異物混入防止にお伺いしました。
今般の殺虫剤は、
環境にも配慮され人畜に安全なものになってきておりますが、
有害であることには変わりません。
作業を行う場合は、以下の点を留意して安全対策を実施しましょう。
①コンセント、配電盤、精密機器などの電気施設では、
基本的に殺虫剤を噴霧することは避けましょう。
特にゴキブリ駆除などで、厨房作業台下や自動販売機下に、
ハンドスプレヤーのノズルのみを突っ込んで、
配線状況の目視確認をせずに散布すると、
漏電させたりする場合があるので注意しましょう。
②電気室は感電の危険があるので、
電気関係の立ち合い者なしでの入室は、禁止
とした方が良いでしょう。特にクマネズミの点検では、
必ず対策しなくてはいけない空間ですが、
高所のケーブル溝に粘着マットの設置を施すなどの脚立作業は、
粘着マットや人の落下時に大事故となりますので、
行わないようにしましょう。
③殺虫剤使用時は、火気に十分注意しましょう。
特にエアゾール関係は注意が必要で、チャバネゴキブリ対策などでは、
ガスコンロに向かってむやみに噴射しないようにしましょう。
元栓が閉じていない場合は、大事故につながります。
④地下ピット・サイロ・むろ・倉庫、井戸・マンホール内などの
地層に接する作業は、酸素欠乏とメタンガスに注意しなくてはいけません。
酸素欠乏等危険作業の有資格者の指示に従い、
安全確保の上で作業にあたりましょう。
⑤燻煙剤は大きい皿状容器の上で使用しましょう。
⑥合成樹脂やじゅうたんに液剤がこぼれた際は、こすらずに吸引して乾燥させましょう。
⑦食品・医薬工場または関連会社で、製品に関連する全てものには、
飛沫防止のため1m以内の場所に
殺虫剤を噴霧しないようにしましょう。なお、ハンドスプレヤーでの散布は、
思っている以上に飛散
していることを認識した上で、作業に当たりましょう。
⑧風の吹く場所、空調室周辺、エアコン室外機周辺などの
薬剤散布は行わないようにしましょう。特に、給気設備周辺では要注意です。
⑨ゴキブリベイト剤は、人手に届かない隙間に設置するか、
誤食されないように容器に入れて
高温・多湿箇所避けるなど配置場所に注意しましょう。
特に老人保健施設や病院などでの設置は、
容器に入れた場合でも誤食の心配があるので避けた方が良いでしょう。
⑩空間殺虫を行う際には、
煙探知機や熱感知器の作動停止確認、スイッチ関連、養生、施錠、
人のいないことなどの確認、さらに立ち入り禁止表示を
先方と確認した上で作業に当たりましょう。
また状況に左右されますが、
作業終了後は安全に通常6時間は入室禁止することに努めましょう。
⑪薬剤を保管する時は、持ち運びが出来ない
カギのかかる専用保管庫で、飛散・漏出・流出を防止できるようにしましょう。
⑫天井裏に入って作業する際は、
必ず足場板を敷いて作業するようにしましょう。
基本的に、あらかじめ歩行帯が施されていない場合は
入らないことが望ましいといえます。
⑬薬剤は希釈液も含めて、
誤飲防止として飲料容器・食品容器として
使用されるものを絶対に用いてはいけません。必ず専用容器に保管しましょう。
⑭薬剤を運搬する際は、倒れ・飛散・漏出したりしないように注意しましょう。
夏場は、車両内が高温になりエアゾール剤やガスボンベなどが
爆発する恐れがありますので、断熱に心がけましょう。
⑮薬剤を調整する際には、必ず保護具を装着して正しい用法・用量を守りましょう。
⑯希釈のための取り水は厨房を避けて、トイレや外周の水道水で行いましょう。
安全関連商品
■蜂用防護服
主にスズメバチの駆除作業時の刺害を未然に防ぐための防具です。
代表的な商品:ラプターⅢ、おたる8M、ハチガードウェア
■毒針吸引器
蜂をはじめ蚊や毒虫に刺された時に毒針を吸引作用で抽出する器具です。
代表的な商品:インセクトポイズンリムーバー
■防毒マスク
煙霧、燻煙、ULV施工などの空間殺虫時に必要な防具です。
防毒マスクは、その形と施工範囲によって隔離式や直結式などの種類があります。
通常作業では、吸収缶に有機ガス用を用い、国家検定済のものを使うようにします。
代表的な商品:重松 防毒マスク、興研 防毒マスク
■保護めがね
刺激性の蒸気やガス、殺虫剤などの飛沫から目を保護するための防具です。
防毒マスクと同様に用途に応じてアイカップ型やシールド型、保護面を使い分けます。
■手袋
作業時での切り傷や手指の落下体毛などから守る防具です。
一般の作業では軍手、薬剤取扱いでは耐溶剤性のゴム手袋、
食品工場などでは指定のゴム手袋を使用します。
■ヘルメット
墜落用と落下物用で分けられ、作業用途によって使い分けます。
また、作業時に構造物や器物との衝突事故を防ぐための防具です。
■安全帯
別名命綱と呼ばれる高所で作業を行う際には欠かせない防具です。
安全帯は正しく装着しないと非常に危険です。
ベルトとフックは腰骨より上に、D環は身体の横もしくは後方に来るようにするなど
使用上の注意を必ず把握して使いましょう。
便利屋ケンちゃん 明日はゴキブリ駆除に行ってきます
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