絵描き虫
本日は、滋賀県長浜市、彦根市、近江八幡市、東近江市、
京都市八幡市の異物混入防止、ゴキブリ駆除、ネズミ駆除、ヤスデ駆除、
クモ駆除、初発殺虫にお伺いしました。
8月を最盛期とする食品害虫(貯穀害虫)
乾燥加工食品・米穀・豆類などを取り扱っている工場や
粉ものの飲食店が、非常に悩まれる害虫です。
主に、ノシメマダラメイガ・タバコシバンムシ・コクゾウムシ・
コクヌストモドキ・ヒラタムシなどです。
彼らの発生源は、粉のたまりなどの清掃不足箇所に多く、
プロ業者でも彼らを見つけ出すのは非常に困難だといわれています。
それは日常清掃では行き届かない所ばかりに潜んでおり、
高所の鉄骨上や2重壁の中、精密機器の内部、ダクト内、上下コンベア内などの
簡単に点検出来ない箇所が多いためです。
特にシバンムシやメイガは、
一般家庭でも普通に侵入するので、
外部からシャットアウトするのはかなり難しいです。
そんな彼らが内部発生した時に見つけるポイントは、
絵を描いた跡(歩いた跡)
を探すことです。
まるで、絵描き虫(ハモグリバエ)のような筋が残っています。
よく高所の鉄骨や筋かい・タンク上・照明の傘・
天井裏・分電盤内などで発見されます。
これらの絵を見つけた際は、近くに営巣箇所があるかもしれませんので、
誘引剤付(フェロモン)トラップの設置や隙間の閉塞、重点的な清掃を行い対策します。
一度彼らが絵を描いた場所は、
記録として必ず残し、
今後の日常清掃に役立てましょう。
粉のたまりやすいポイントは、
分担して取り組めるようなマップの作成も必要と考えます。
粉は新しいものではなく、古いもの
が発生ポイントである点も覚えておきましょう。