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1番強い腎臓を持つネズミは?

2016-04-23

ネズミが生きるために

必要な水分はどのように調整されているのか?

 

プロのネズミ駆除業者は、

このような生態を熟知した上で、

あらゆる手法で日々防除にあたっています。

 

必要な水分には、

通常の飲み水やエサからの水分と体内でエサから

代謝によって生成される水分(代謝水)などが含まれています。

しかし水分は、尿や呼気、体表面から排泄されてしまうので、

体内で常に増減しています。

中でも最も消費が多い尿の排泄調整は、

我々と同じくネズミにとっても重要なポイントとなるのです。

 

重要な臓器は腎臓で、

その中でも尿を作り出している髄質(ずいしつ)

という場所が大きく関わっています。

 

「尿をつくる」ということは、

体内を循環している血液をろ過する(不純物を取り除く)

ことによって老廃物を除去するということです。

タンパク質が体内で利用された残りカス、

すなわちゴミは体外に捨てなければなりません。

 

従ってタンパク質をたくさん摂ると老廃物も多くなり、

尿として多量に排泄しなければならないのです。

排泄すると、体内の残り水が少なくなるため、

水を摂取する必要があるというわけです。

 

この水分調整をするための

ろ過機能を支えている場所こそが髄質であり、

この髄質が発達している者ほど、ろ過機能が優れているということになるのです。

 

健康のバロメータである

腎臓について人間の例えで説明すると、

腎臓に結石が溜まったり、機能が低下すると水が欲しくなります(体験談)。

これはゴミである石やろ過できなかった

不純物を流そうと体が求めるためだと思います。

そこから尿路に降りてくると背中に激痛が走り血尿が出ます。

医者へ行くと水を飲むように指導されます。

すなわち、腎臓が弱ると水が必要になるということです。

 

さて、これを踏まえて本題に入ります。

ドブネズミは雑食性ですが、

特に動物質のものを好むといわれます。

従ってタンパク質が豊富に取り入れられますので、

多くの不純物を流すための水が必要となるわけです。

しかし、上手い具合にドブネズミは水場に棲んでいるので、

腎臓が弱ることもないでしょう。

 

クマネズミは、植物性を好んで食します。

ある医者が人間の腎臓を補う役割が強いのは、

クルミ・ゴマ・黒豆・アズキ・松の実・栗などと言っていました。

このクマネズミもまたこれら豆類が超大好きです。

 

私の勝手な見解ですが、

腎臓が弱ると渇きに弱くなるだけではなく

精力・やる気・体力も低下するため、

これらを食して維持しているのではないかと思いました。

毒エサに混ぜるものと何かつながるのではないでしょうか?

ちなみに通常、両者ともに10日間くらいしか

水を摂らずに生存できないと言われています。

ですから10日たっても、

天井裏だけでウロウロと歩いている場合は、

まだ外へ出られる経路があるか、

天井裏で水分が取れるということになります。

 

さて、究極の髄質を持っているものがいます。

 

それが家ネズミの中でも1番小さなハツカネズミです。

相当強い腎臓を持っているということは、

水を飲まなくても食材の水分で補えるということです。

実際ほとんど水気の無いコンテナでも

エサさえあれば生きることが可能で、

 

1年生き続けたという記録もあるそうです。

渇きに滅法強いですが、与えれば我々と同じで飲みます。

 

ということで、

ハツカネズミが問題になっている現場のお客様に、

 

「やっぱり人間と一緒で、

水を飲まなかったら生きていけませんよね」

 

と問われたら、

 

「実は、1年飲まなくても生きていた記録があるのです。

ですから水場が無い倉庫でも十分生息出来ます」

 

と回答して下さい。すると貴方のロイヤリティも上昇することでしょう。

 

間違っても、

 

『はい。水を飲まないとすぐに死んでしまいます』

 

なんてくれぐれも答えないようにしましょう。

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