適条件を悪条件に変える殺虫法
気温25度くらいで過ごしやすいなぁと思っていると、
一瞬にして氷点25度になったら、おそらく死にますね。
写真のマンホール横の隙間には、
ムカデやクロゴキブリなどが潜伏していました。
本当は、土壌部分に殺虫剤の注入を行うはずでしたが、
マンホール内を点検したところ、
この隙間とマンホール内がつながっていることが判明しましたので、
水質汚染を避けて施工方法の見直しをしました。
プロ業者はこの場合、
炭酸ガス噴霧やドライアイス殺虫という特殊機器による
ノンケミカル施工を行います。
市販剤にある氷殺型エアゾールの業務用バージョンということになります。
写真の白くなっている部分は、凍りついている状態です。
昆虫類も人間と同じで、適条件箇所に営巣をします。
その適条件を悪条件に変える施工法がこの氷殺型駆除であり、
25度~30度の環境が一瞬にして氷点下になれば、
あわてて外へ逃げ出してきます。
そこで、待ち伏せして駆除するという2段式殺虫法です。
驚くほど這い出してくるので、建屋へ侵入させないためにも
施工終了後の10分~30分は
その場に留まり見ておく必要があります。
この作業に関しましては、
施工終了後の確認作業も業務の一環として含むようにしましょう。
くれぐれも、やりっ放しだけは絶対にしないようにして下さいね。