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防除薬剤の剤型2

2016-01-25

こんばんは。

今日は、昨日に続いて殺虫剤の剤型のお話第2弾です。

剤型とは、原体が適用方法に適した形をいいます。

では、剤型にはどんな種類があるのか液剤とそれ以外で分けました。

ここでは、液剤以外を中心に、液剤は「防除薬剤の剤型1」で説明します。

 

①    粉剤

有効成分に増量剤を加えて、

粉砕した300メッシュ以上の均質な粉末とした製剤(完成品)です。

ムカデ駆除剤などで爆発的人気を誇ります。

この製剤のまま使用しましょう。

 

②    粒剤

有効成分に増量剤を加えて、

粉砕して48メッシュ以下の均質な粉末とした製剤です。

IGR剤(成長抑制剤)や不快害虫対策剤などが代表的であり、

この製剤のまま使用しましょう。

 

③    粉粒剤

粒系が1.7mm以下の粉剤及び粒剤が混和された製剤です。

この製剤のまま使用しましょう。

 

④    錠剤

有効成分に増量剤及び補助剤を加え、

一定の形状に圧縮した製剤です。

IGR剤などが代表的であり、

この製剤のまま、もしくは水に懸濁して使用しましょう。

 

⑤    燻煙剤

有効成分に燃焼剤を加え、耐圧容器に入れた製剤です。

アースレッドなどの加熱蒸散剤が代表的であり、

使用時は水によって点火させて燻煙状にします。

 

⑥    燻蒸剤

常温・常圧下で揮散する有効成分を耐圧容器に入れた製剤です。

コンテナ内やサイロ・倉庫内の穀害虫対策などで使用されることが多く、

使用時に気化させてガス状にします。

 

⑦    煙霧剤

有効成分を噴射剤とともに耐圧容器に入れた製剤です。

エアゾール剤やスプレーと呼ぶ方が分かりやすいかと思います。

使用時は、噴射ボタンを押して煙霧状にします。

 

⑧    泡沫剤(ほうまつ)

有効成分に発泡剤を加え、

使用時に発泡させて床下などに泡沫を充満させ、

土壌に吸収させるための製剤です。

床下に潜れないシロアリ駆除や

埋設配管内のコバエ防除

などで代表的に使われます。

 

⑨    土壌表面被膜状物質形成剤

有効成分に樹脂、硬化剤、短繊維等を加えて、

処理後、弾性を持つ膜状組成物を形成させるための製剤です。

 

⑩    ベイト剤

遅行性の薬剤有効成分や昆虫生長制御剤(IGR)を、

餌または誘引物質とともに配合した製剤です。

MC剤との併用は、相性が良いですが、

ピレスロイド系との併用は、ベイト剤としての効力が死にます。

ベイト剤を使用する時は、

異物混入防止のためにも専用容器に入れて使用しましょう。

 

【殺虫剤の補助剤】

補助剤には、主剤を溶解するための溶剤、

液体同士や液体と固体を混ぜた場合に

界面(境界)の状況をなめらかにするための界面活性剤、

有効成分を分散したり増量したりするために用いる増量剤があります。

 

プロは、自然環境及び人環境に配慮して、

薬剤の選定を行った上、対象虫の防除を行っております。

困った際は、速やかに依頼しましょう。

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