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殺虫剤原体の理化学的性質とは

2016-01-18

 こんばんは。

私たちが、いや~な害虫を駆除するために使っている殺虫剤。

その原体というものは、固体または液体ですが、

薬局やホームセンター(HC)でお目にかかることはありません。

原体の比重、つまりその質量と同体積の4℃の水との質量比は、

1より数値が高いものがほとんどなのです。

 

早い話、水に沈むということです

 

では蒸気圧はというと、

原体表面から蒸気(気体)が出る時に、周りを押しのけようとする力です。

一般に沸点の低い化合物は蒸気圧が高いとされています。

有機リン剤と呼ばれるものでは、ジクロルボス、

ピレスロイド剤では、トランスフルトリン

比較的高いと言われており、

つまりこれらは燻煙剤や蒸散剤に適している

ということになります。

 

溶解性は、水に溶ける性質のことで、

殺虫剤の原体は、ほとんどが水に不溶または難溶であります。

水に1%以上溶ける成分は100のうち2~3しかないともいわれております。

 

安定性に関しては、

殺虫剤の有効成分は、10年以上安定な化合物であることが前提とされています。

また製剤についても、室温保存2年間で有効成分量の低下を

10%以内に抑えなければなりません。

 

従って、上記に挙げた形状、比重、蒸気圧、溶解性、安定性

これが理化学性質ということになります。

今日は、ここまでです。

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