親指入ればNG
こんばんは。
扉というものは、よくよく考えてみると分かるのですが、
基本的に隙間が無ければ開けることは出来ません。
ですから、扉にはネズミや昆虫類を侵入させないための対策を施さなくてはいけないのです。
ハツカネズミで言うと、0.7cm四方の隙間でもうNGです。
目安は親指が入るかどうかなので、一度試してみると良いでしょう。
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写真は、観音開きの機材搬入扉です。
室内を真っ暗にしてみるとこの通り隙間があることに気づきます。
そこで、親指が入るかどうか確かめます。
仮に0.7cm四方で侵入可能なハツカネズミが、横一列に並んだ場合、
この搬入扉は約360cmありますので、
な・ん・と、514頭整列
することが出来ます。恐ろしいまでの隙間ですよね。
このような扉の場合ですと、
防虫ブラシやゴムパッキン、硬めのウレタンスポンジを取り付けて
カプサイシン含有(トウガラシ成分)の忌避剤を塗布する方法で対策が出来ます。
また、粘着トラップを並べて侵入したものは確実に捕獲するという方法もあります。
しかし、このような手段を施せない建物があるのをご存じですか?
それは、入口がガラス扉の場合です。身近にありますよね。
しかもレール溝があると、一旦潜り込むと両サイドから建屋内へ出られる場合があります。
例えば、スーパーマーケット・百貨店・ホテル・病院など。
親指を入れたことはありませんが、恐らく入る所はあるはずです。
そして、枠がほとんど無いガラス扉は、残念ながらブラシなども取り付けることが出来ません。
メーカーさん。このような場所でも外観を損ねない何か良い商材を考えてくださいませ。
今、お話しているのはネズミの話ですが、
体が平らな昆虫類、例えば皆さんが大嫌いな
クロゴキブリ類(成虫)なら0.5cmで立派な玄関です。
このような建物では防虫防そ管理を行っておられるので心配無用だとは思いますが、
もし管理委託されていないのであればプロにお願いされた方が良いです。
万が一、異物混入が発生した場合、自社管理だと万事休すです。
世間は「プロが管理しているのが当然」だと思っていますからね。
※親指を入れる行為は、閉店後に自動扉のスイッチをOFFにして、
誰もおられないことを確認してから行って下さいませ。